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ランドセルナビが見つけた 2019「おすすめランドセル」とは?

まずは、2018年春の動向から

翌年小学校に入る子どもを対象としたランドセルの新製品の発売は、だいたい前年4月ぐらいからと思っていたら、2019年の新1年生向けランドセルは、3月に受付が始まっているところもだいぶありました。

しかも人気ランドセル工房では、5月の時点ですでに一部のランドセルが在庫稀少とか。反対に、発売開始が6月以降というお店もだいぶあります。

こうなると、今年新発売のランドセルを全部チェックしてから選びたいと思っても不可能。買いたいときが買いどき!と考えるのがよさそうです。どうしても全部を把握したいという方は、前年度におおよそのあたりをつけておく必要があります。ただ正直、そこまでやる必要があるのかというと、ちょっと疑問。

ランドセルは、その商品の特質上、ここにしかない機能やデザインといったものはあまりないからです。ランドセル工業会か、お店独自の6年間保証がついている商品であれば、実用品として不安を感じることはまずありません。

とはいえ、ランドセルに関する基本的な知識を持っていたほうが安心して品定めができるので、最初に行ったお店で即購入というのはよくないでしょう。子どもが年中のうちにネットでおおよその情報を仕入れておくか、いくつかのお店を事前チェックしてランドセルへの理解を深めておくことをおすすめします。

そしてそろそろ買い時かなと思ったら、余裕を持って親子で複数のショールームや展示会に行ってみてください。実物を見て、お子さまとどんなものがいいか話し合ってみることはとても大切です。

以上をお伝えしたうえで、2019年度新入学向けで、ランドセルナビが注目した商品をご紹介したいと思います(いずれもネット購入が可能)。もちろん素敵なランドセルは、ほかにもたくさんあります。ここではプロの目で見ても秀逸というものをメインに、あいうえお順でご紹介いたします。

※写真は、メーカーサイトから転載、借用させていただいております。
※各メーカーレポートは、取材他で情報を得た時点で書いております。その日時を最後に明記しているので、参考にしてください。
※注:それぞれのメーカーの詳細を知りたいときは、「会社名 ランドセル」で検索すれば、すぐにも見つかります。

高い技術力を誇る「榮伸」のオリジナルランドセル

昭和59年創業の榮伸は、いち早くコンピュータミシンを導入するなど、先進性と高い技術力に定評のあるランドセルの中堅メーカーです。以前は著名な販売店やデパートへのOEM供給がメインで一般にはあまり知られていませんでしたが、実は榮伸が作ったランドセルを背負っていた小学生はそれなりの数、存在していました。今はショールームやネットショップを展開してオリジナルのランドセルも販売しています。メーカー直販のコスパがいいことは、皆さんご存じですよね。

さて、榮伸のランドセルの特徴は、上の背カンだけでなく下の本体の底に連結する部分でも左右に調節が可能なこと。子どもの成長にあわせて変更できます。

今年の榮伸オリジナルは、つむものシリーズの「スタンダード」、「半カブセ」、「鎧」、「華」の4タイプ(クラリーノ製。価格は60000円台。税抜)。「スタンダード」も他社とは一線を画す独特のラインとこだわりぬかれた色味が印象的です。「鎧」や「華」は、その名のとおり和の雰囲気を醸し出す個性的なランドセル。耐久性や安全性が第一のランドセルで、ここまでできたのは高い技術力ゆえと想像しました。

スタンダード

スタンダード

半カブセ

オーダーメードランドセル(クラリーノ製)もあり、こちらはネットで簡単にシミュレーションできて、お子さまと遊び感覚で一緒に楽しめます。オーダーメードとしては価格が均一58,000円(パール素材は60,000円。いずれも税抜)と安心です。(2018.5.27記)

※画像は、榮伸のショッピングサイトから転載させていただきました。

葛飾の老舗「スドウ」の牛革カラーランドセル

まだまだ知っている人は少ないかもしれませんが、葛飾区のスドウは、昭和38年創業の老舗ランドセル工房。天然素材のランドセルで定評があり、ネットの評判も上々、ランドセルナビ独自の調査でも地元葛飾区では一番人気でした。

老舗の魅力の第一は安心感ですが、そのために見えないところに工夫あり! スドウの場合、大マチの芯にほ乳瓶と同じ高級なポリカーボネートを採用して、金属を使わず型崩れ防止と軽量化に成功しています。

通常のプラスチックを金属板で補強したり、厚みを増したりする方法では、ランドセル下部の強度が上部に比べて落ちるケースがありますが、ポリカーボネートはその点でも安心。柔軟性があり、復元性にも優れているため、子供がランドセルを背負ったまま壁に寄りかかったり、椅子にドンと腰掛けてランドセルを押しつぶしても、元通りになるのです。

また、本革の使用比率が高いことも大きな特徴です。通常の本革製ランドセルは、革のコバ(革の断面)の補強テープに、摩擦に強い人工皮革を使うのが一般的になりましたが、スドウでは本体と同じ本革を薄く削いで使っています。大マチのコーナーでは「菊寄せ」といって、革を少しずつ折り曲げながら縫い込む必要がありますが、本革は人工皮革に比べてこの作業が難しい。手間もかかりますが、一目見ただけではわからない部分にも手を抜かない姿勢に好感が持てます。プロでなければわからない地味なワザですが、使っている人たちの満足度をしっかり高めているのでしょう。

素人でもはっきりわかる特徴は、牛革ランドセルのカラーバリエーションとオーダーメードが可能なこと。赤、黒、ピンクなど10種類ある「レギュラーランドセル」に加え、「カラーランドセル」は、赤、橙、ピンク、茶、紺、緑、黄、青、紫、白など17色。それらすべてがオーダーメードのベースにできて、しかもあらゆるパーツが選べるのです。今、カラーランドセルがいちばんの人気だそうです

スドウのカラーランドセル

しかも価格は、牛革の「レギュラーランドセル」が49000円か47000円(税込)。牛革の「カラーランドセル」が59,000円か57,000円(税込)。コードバンでも69,000円と67,000円。オーダーメードはパーツの選び方によって総額が異なってきますが、それにしても人気ブランドのランドセルに比べてコスパが高いですよね。天然素材のランドセルなら、ここはおすすめです! (2018.5.27記)

大阪老舗「ノムラ」のおしゃれが楽しめるランドセル

1970年創業、大阪のノムラのランドセル。もともと卸売をしていたノムラですが、老舗の工場と連携してオリジナルランドセルを発売するようになったそうです。昔ながらのベーシックなランドセルですが、今の子どもたちにアピールするさまざまな工夫も施されていて、大変好感が持てました。

展示会で見ていると、男の子も女の子もホックボタン選びに夢中になっていました。どういうことかというと、ノムラのランドセルは、カブセの2つの鋲のところと両側のマチに、女の子ならリボンや花柄、男の子ならサッカーボールや新幹線、車をあしらったものなど、さまざまなホックボタンがつけられるのです。大人の手で交換可能なので複数購入しておいたら、おしゃれな子は喜ぶかも。1個500円(税込)とお値段も手頃です。

ホックボタン

コンビカラーシリーズ

おすすめの商品は、「コンビカラーシリーズ」(クラリーノ製)。ヘリの色と本体の色のコーディネートが素敵で、お値段39,900円(税込)は本当に良心的! 個性的にしたいなら、ホックボタンを購入しても4万円ちょっとです。老舗ならではの実力と工夫を感じました。(2018.5.27記)

※画像は、ノムラのホームページから転載させていただきました。

日本の鞄の町・豊岡「HAKURA」の鋲なしランドセル

総牛革エイジング、ネイビー

ランドセル市場に昨年から参入したHAKURA。日本の鞄の8割を製造する鞄のふるさと、兵庫県豊岡市の工房が作るランドセルです。ゴルフバッグなど大人向けの革製の高級鞄を製造してきた老舗だけに、なんともしっかりした作り。人工皮革はありませんが、「総牛革エイジング」で59,400円(税込)と価格も良心的。

シンプルで上質な雰囲気や深みのある色合いは、鞄好きの親御さんが惚れそうな印象です。とはいえ、こうした特徴はお子さまへのアピール度は低いでしょう。でも、わんぱくな男の子でも6年間安心して使えるだろうと確信できる作りでした。実物を見ると、2色使いのものよりネイビーなど単一色のカラーランドセルが素敵でした。

総牛革エイジング イメージ

ちなみにHAKURAのランドセルは、ほとんどのランドセルのカブセにある鋲がありません。鋲止めしなくても強度を保てるように作られているそうです(特許出願中)。これもシンプルに見える一因なのでしょうね。(2018.5.27記)

※画像は、HAKURAのホームページから転載させていただきました。

雪国生まれ「フジタ」のコンパクトでかわいいランドセル

雪の中を登下校する子どもが不安なく背負えるランドセルを作って60年、山形県の老舗・フジタのランドセルは、軽さ・背負いやすさ・頑丈さをあわせもったランドセルです。「雪国の子は雪の上にランドセルを置いて、平気でその上に座り込んだりしますからね。それでもびくともしないランドセルですよ」とお店の方。

フジタの自慢は、従来の学習院型に比べて容量は同じなのにコンパクトなキューブ型を作るベテラン職人がいること。キューブ型を売り物にしている工房は案外少ないので、コンパクトかつ頑丈というところで目を引きました。

アップリカ

ラブハート

このような機能・耐久性に加えて、デザインもなかなか。展示会で見た中では、牛革の「アップリカ」(68,000円税込)にあるヘリコンビ(ブラウン/スィートピンク 背当てピンク)の色使いがとってもおしゃれ。クラリーノの「ラブハート」(59,000円税込)も似た色合いで、いずれも人気も高いようです。(2018.5.27記)

※画像は、フジタのホームページから転載させていただきました。