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学習机の選び方&おすすめ17選

わが子が小学校に入学したら、誰でも良好な学習環境を作ってあげたいと思うもの。そのための重要なアイテムが学習机です。 一口に学習机や勉強机といっても、親御さんが小学生だったころとは比べものにならないくらい、さまざまなタイプの製品があり、いざ選ぼうとしても迷ってしまう人が多いのではないでしょうか。また、リビング学習が話題になるにつれ、本当に必要なの? と疑問に思う方もいらっしゃることでしょう。 そこで、人気のタイプの学習机の特徴や、それらを選ぶときのポイントについてまとめてみました。学習机を購入するときの参考にしてください。


【目次】※項目をクリックすると該当箇所に移動します。

1:学習机はいつ買う?

2:学習机の種類

3:学習机のチェックポイント

4:学習机のおすすめ

◎平机型

◎上棚付き学習机

◎組み替え型

◎その他

5:学習机選びの6ポイント

1:学習机はいつ買う?

ランドセルなどの通学鞄は、入学と同時に必要になりますが、学習机はそんなことはありません。小学校入学当初は、ダイニングテーブルで親子一緒に勉強をする方法でもかまいませんし、実際にそうしている家庭も増えています。

とはいえ、家族の目があると気が散るお子さんもいるでしょう。専用の学習机を置いて子どもが自分で管理する領域を作ってあげたほうが、お子さんのやる気や自立心を引き出しやすいというメリットも無視できません。入学前に必ず購入する必要はありませんが、いずれは専用の学習スペースが必要になるのは確かです。わが子の性格や生活環境を考えた上で、長く使えるものをじっくりと選ぶといいのではないでしょうか。

学習机の購入に関する基本的な考え方は、このページ にまとめてあるので参考にしてください。

2:学習机の種類

学習机のタイプにもさまざまなものがありますが、代表的なタイプの特徴をご紹介しましょう。

●平机型

天板の上に本棚などがないシンプルな学習机です。天板下に引き出しがついているものもありますが、ないものもあります。上に棚がないので、作業スペースが広くとれることが最大のメリットです。

コイズミ cotoa(コトア)95デスク

そのぶん収納量は少なく、特に引き出しが少ないのは大きなデメリットです。このタイプを使うときは別にラックや引き出しを用意して収納力を補う必要がありますが、多くの製品は、システム化されており、素材やデザインに統一感を持たせたワゴンや本棚などが用意されているので、心配はいりません。もちろん、セットのパーツではなく、自分の好きなブックシェルフやワゴンを組み合わせることも可能です。

システム化されたパーツや好みの本棚などを組み合わせれば、子ども部屋に学習スペースを作れますし、組み替えも比較的楽です。デザインに圧迫感がないのも大きな特徴なので、リビングに学習スペースを作るときには、このタイプが最適でしょう。

●上棚付き学習机

天板の上に本棚を乗せたタイプ。学習机ときいて、大人がいちばん最初にイメージするのは、この机ではないでしょうか。学習に必要な基本的な機能がコンパクトにまとまっており、省スペースです。

LOWYA 多機能3点セット

棚があるぶん、作業スペースは狭くなりますが、辞書や教科書などをとりやすいのが大きなメリットでしょう。収納力も十分にあり、ワゴンの下段は、A4ファイルまで立てて入れられるものが一般的です。

机の上の本棚は、昔は背の高いものがかなりありましたが、いまは背を低くして圧迫感を減らしたデザインの製品が多くみられます。「自分の城」感覚を味わえるようなデザインや機能を搭載しているものが多く、相変わらず人気の高い学習机です。

●組みかえ型

机やワゴン、本棚などがひとつのセットになっており、必要に応じてレイアウトの変更が可能な学習机が「組みかえ型」です。机の横に本棚を並べたり、L字型にして部屋のコーナーに置いたりできるので、成長に合わせて自由にレイアウト変更が可能です。収納力も抜群です。

コイズミ CDファースト ステップアップデスク

机や本棚、ワゴンなどのデザインやカラーが統一されているのもメリットです。バラバラに購入するとコーディネートが面倒ですが、組み替え型ならばその心配もありません。そのため、入学を機に学習机を購入する家庭では、このタイプを選ぶ人が多いようです。

ただ、シンプルな平机や上棚付きに比べると、どうしても広いスペースが必要になります。広いリビングであれば設置も可能かもしれませんが、このタイプは子ども部屋に置くのがいちばんでしょう。

●天板昇降式、ベッド一体型

代表的な学習机以外のタイプもご紹介します。まず天板の高さ調節機能のついた天板昇降式。椅子の高さ調節機能と同じように、成長に応じて天板の高さを変えられる机です。

学習椅子の足置きが当たり前になったためでしょうか、最近はあまり人気がないようです。以前は大手メーカーでも製品を出していたのですが、数がかなり少なくなりました。ただ、低学年の子でも足が床につくため、子どもが安心して机に向かえます。機能としてはたいへんに優れているので、子ども部屋で机に向かいたいお子さんの場合、選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。

キシル ベーシックセット

もうひとつはベッド一体型。学習机とベッドが一体化したタイプです。子ども部屋が広ければベッドと机や本棚を別々に置くことも可能ですが、広くないときはこのタイプがおすすめ。スペースを有効活用して、コンパクトにまとめることができます。

コイズミ PEG(ペグ)ベッド&デスク

3:学習机のチェックポイント

●天板の大きさ

学習机の天板は、一般的に幅90cm×奥行き50cm程度の広さが必要と言われており、幅100cm前後×奥行き60cm前後と、若干余裕をもたせた製品が多いようです。

一生紀 キッズ エクリュ デスク105(ナチュラル)

もちろん、部屋が広ければ幅はもっとあっても大丈夫です。中学生、高校生になっても使いたい場合は、幅120cm以上を目安にするといいでしょう。このサイズであれば、教材とノートPCを置いても余裕があります。ただ、奥行きはあまり長すぎないほうが使いやすいと思います。

●置き場所

広い子ども部屋がある場合は組み替え型などシステム化された学習机を選べば、収納力も高く、長く使うことができるでしょう。スペースが足りない場合はシンプルな平机タイプと本棚の組み合わせや、上棚付きが向いていると思います。

リビングに学習スペースを作るときは、できるだけシンプルでコンパクトなタイプにすると、インテリアの雰囲気を壊しません。幅90cm前後、奥行き50cm程度の平机タイプが向いています。

コイズミ Faliss(ファリス)デスク

子ども部屋に置くにせよリビング学習をするにせよ、置き場所のスペースや雰囲気を考えて慎重に選ぶようにしましょう。

●セットで買うか自分で組み合わせるか

学習環境に最低限必要なのは、机と本棚、引き出し、そして学習椅子の4つ。組み替え型など、これらがセットになった製品であればあまり面倒はありませんが、単体の平机に好みの本棚やワゴンを組み合わせるようとすると、コストやサイズの確認などが必要になります。

コイズミのBEENO(ビーノ) SIMPLE DESKのアイテム例

学習机として販売されている平机の場合、たいていは素材やデザインを統一したアイテムが用意されているので、それを利用するのが無難でしょう。椅子については下記の記事を参考にしてください。

☆学習椅子の選び方

●収納力

学校で使う教材の種類も多いので、天板の広さとともに、書棚や引き出しの収納力もチェックしておきましょう。

まずは本棚。机、本棚、ワゴンがセットになった製品の場合は、余裕があるかどうか、教科書を立ててすっきりと入れられるか、確認してください。学年が上がるにつれ、教材が増えてきますから。

シンプルな平机タイプの場合は別に本棚を用意する必要があります。手持ちのものを流用するのか、平机のオプションの書棚を使うのかということも、考えておく必要があります。

ワゴンを含めた引き出しの収納力も重要です。大人でもそうですが、引き出しはすぐにいっぱいになりがち。セット販売の製品でも平机タイプのオプションでも、教材が増えても十分に対応できる収納量があるかどうかも確認しておきましょう。

また、引き出しは意外に故障が多い場所でもあります。できるだけ耐久力のあるものを選ぶようにしたいところですが、なかなか見分けがつきません。引き出しのレールが金属製かどうかはひとつの目安になると思います。金属製のほうが、一般的に丈夫です。

コイズミ「コトア」の引き出し

4:おすすめ学習机

【平机型】

コイズミ cotoa(コトア)95

北欧テイストのデスク。コンパクトでシンプル&ナチュラルなデザインは、置き場所を選びません。幅95cm×奥行き55cm。組み合わせオプションのブックシェルフやワゴンも用意されています。他に幅105cmのタイプもあり。 


コイズミ BEENO(ビーノ)

ナラ材を使用したロングセラー。ワゴンやブックシェルフ、椅子などのアイテムを必要なときに自由に組み合わせられます。幅105cm×奥行き60cm。ナチュラルで飽きのこないデザインで置き場所を選ばず、高品質。使い勝手のいい学習机です。 


堀田木工所 カルロ3013

シンプルでおしゃれなアルダー材のデスク。幅100cm×奥行き45cmのコンパクトタイプなので、リビング学習にも最適。もちろん、本棚やワゴン、学習椅子などのアイテムも用意されており、多彩な組み合わせが可能です。 


一生紀 キッズ ECRU(エクリュ)DESK

アルダー材を使い、ツートンカラーに仕上げたスタイリッシュな学習机です。脚部はラバー無垢材を仕様。幅105cm×奥行き60cm×高さ73cmと置き場所を選ばないサイズで、大人になっても十分に使えるでしょう。 


カリモク ボナシェルタ

デスクを中核として必要なアイテムを組み合わせる人気モデル。幅は70cmから180cm、奥行きは45cmと60cmとデスクのバリエーションも豊富。子ども部屋には本棚と組み合わせた学習机を、リビングに小さなサイズを置いて、どこでも勉強できる環境を作ることも可能。豊富なサイズとカラーの組み合わせで、さまざまなニーズに応えます。 


LOWYA ワゴン付き学習机 アンティーク調

こだわりの木目調が演出する、ナチュラルアンティーク風の机。幅100cm×奥行き65cm。ワゴン付きなので、本棚を用意するだけで学習環境を作れます。細部までこだわった木目調のデザインが温かみのある空間を作り出します。 


【上棚付き学習机】

一生紀キッズ エクリュデスク3点セット

ツートーンカラーでスタイリッシュな学習机「エクリュ」に上棚とワゴンを組み合わせたセット。両サイドにはフックが、上棚には2口コンセントがついていて便利。ワゴンはキャスター付き。幅105cm×奥行き60cm。


イトーキ カモミール ベーシックタイプ

やわらかな印象のナチュラルホワイトが大好評の学習机。デスクと上棚、ワゴンのセットです。天然素材がつくる木目の豊かな表情を味わいながら、愛着を持って使えるように作られています。お片付けトレーなど、機能性を高める工夫が盛りだくさん。幅100cm ×奥行き60cm。


LOWYA 本棚、チェスト付き学習机

本棚とチェストがセットになった学習机。ランドセルからさまざまな教材まで、しっかり収納できます。デスクは幅110cm×奥行60cm。椅子は別売りです。


LOWYA 学習机3点セット

ンプルで美しいデザインと包み込まれるような木の香りが魅力の学習机3点セット。優しい角丸デザイン、美しい木目や脚のラインなど、細部まで妥協せず作られています。デスクは幅90cm×奥行60cm。


【組み替え型】

コイズミ CDファースト ステップアップデスク

カラーデスクのロングセラー。本棚を机の奥に設置したり単体で横に配置したりと組み替えは自由自在。セパレートスタイルにすれば、本やノートをたっぷり収納できます。ブックシェルフの仕切りは移動が可能で、上向きにも下向きにも配置できます。お子さまが必要な機能が充実の人気NO.1デスクです。 


コイズミ レイクウッド ステップアップデスク

スタンダードスタイル ユニットスタイル カウンタースタイル セパレートスタイルと4つのスタイルにせってぃんうが可能。自然な風合いが特徴のアルダー材を使用し、使い込むほど木のぬくもりや風合いが増します。


カリモク ユーティリティプラス

本棚やワゴン、引き出しなどのアイテムを必要に応じて選ぶ仕組みの学習デスク。机とワゴン、本棚を組み合わせたコンパクトなシステムから、本棚の横置き、L字型など、さまざまなシチュエーションに対応します。しかも、アイテムの組み替えや追加なども簡単。高品質で品の良い学習館供養を整えられるでしょう。


家具の里 LIKKEデスクセット

奥行きのサイズを拡張できる、学習机・学習デスク 3点セット。デスクの奥行きはリビング学習でも圧迫感のない55cmですが、拡張板が付いており、学年が上がったら63cmに拡張して勉強部屋にセッティングするといった使い方ができます。「家具の里」と学習机で定評のある堀田木工所が共同で開発した、使いやすいオリジナル学習机です。 


LOWYA 学習机 4点セット

机、上棚、サイドチェスト、本棚の4点がセットになった学習机。お好みや年齢に合わせて、さまざまなスタイルに組み替えられます。2022年11月現在、、アウトレット対象になっており、お得です。 


【その他】

・天板昇降式

キシル ベーシックセット

今では珍しくなった高さ調節のできる机と、同じく高さ調節機能付きの椅子、再度フック、デスクライト、デスクマットの5点セット。机と椅子、どちらもこまかく高さ調整ができるので、姿勢正しく机に向き合うことができます。デスクライトもスタイリッシュです。素材は国産の天然無垢材。美しい学習机です。 

 


・ベッド一体型

・コイズミ PEG(ペグ)ベッド&デスク

ハイベッドに仕切り板やデスクパーツを組み合わせて作る、ベッド一体型の学習机。ベッド下に机をしつらえれば、壁が収納になり、コンパクトな学習環境を生み出せます。まさに「自分の城」です。ベッドはシングルベッドとしても使えるので、子どもが成長したり引っ越したりしたときに便利です。


5:学習机選びの4ポイント

●天板の広さは横100cm前後×奥行き60cm前後が目安
●置き場所を考えてデザインやサイズを決定
●本棚やワゴンの収納力はとても重要。余裕のあるものを選びましょう。
●引き出しは壊れやすい部分。金属製レールを使ったものが安心。

学習机は勉強のモチベーションアップに効果的なアイテムです。学習机を買ってあげることが直接やる気につながりそうな性格であれば、入学前に買ってあげる価値があります。そうでもなさそうな場合は、勉強への姿勢の変化を見ながら、買いどきを考えてください。ネットでもリアルでも、子どもと一緒にいろんな机を見ておくといいですね。

さまざまなデザインや素材、サイズが用意されていますから、部屋の広さや雰囲気などに合わせ、快適で長く使え、子どもが楽しくなる学習机を選んであげてください。

椅子や照明を合わせて選ぶときは、下記のページを参考にしてください。

☆学習椅子の選び方

☆デスクライトの選び方