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わが子基準の「入学準備」

【モノの準備3】入学前に学習机を買う?リビング学習?

入学前に学習机を買う家庭は少なくなった

小学校入学時に学習机を買うべきか、買う必要がないか、議論となっているようです。ネットで少し検索してみるだけでも、学習机を買うメリットと買わないメリットがリストされているページがすぐに出てきます。また、低学年のうちは、リビング学習のほうが学習効果が高いという話も広く知られています。

一年生で学習机を買っても、結局はモノの置き場と化して、勉強はリビングやダイニングテーブルでやっているという家庭が多いのは事実です。ですから学習机は、自分ひとりで勉強できる年令、つまり高学年か、あるいは中学生になってから買うほうがいいという判断は納得できます。

他方、小学校入学という一大イベントのお祝いとして学習机を買う、というのも悪くない選択ではないでしょうか。いよいよ小学生、勉強しなくちゃ!という気持ちが芽生える効果も期待できます。

それに「買う」と書きましたが、なかには、「DIYで作ってあげた」「自分が使っていたモノを子どもにあげた」という家庭もあります。素敵です。子どもは、買ってもらうより、もっとうれしいかもしれません。勉強しようという気持ちがぐっと高まる子もいるでしょう。

そんな中、子どもが机を買ってほしいと言ってきたとき、つい、「どうせまだ勉強なんかしないんだから買ってあげない」と言ったことを深く反省しているママもいました。確かによくありませんね。本心はしっかり勉強してほしいのだから、わざわざ反対の方向へ子どもの気持ちを向かわせるような言い方は避けるべきでしょう。もって他山の石としましょう。

学習机購入はわが家スタイルで決める

また、買うつもりがなかったのに祖父母が買ってしまった、というエピソードもありました。おかげで部屋が狭くなったとのことですが、傍目から見ればほほえましい話です。

というわけで、学習机を入学前に買うべきか後で買うべきかの結論は、個々の家庭の事情によって違い、どちらが正解という性質のものではないことがわかりました。個々の家庭の事情とは、予算や住まいの制約、子どもの希望、親としての考え方、さらには祖父母の意向などです。学習机に関しては、【モノの準備2】で書いたように、あくまでもわが家スタイルを大切にしましょう。

たとえば、祖父母が、大きくなっても使えるような高級品を買ってあげたいと言ってきた。子どもも欲しいと望んでいる。そういう状況だったら、よほどの事情がない限り反対する必要はないのではないでしょうか。

もう少し大きくなってから選びたいと祖父母を説得する道もありますが、それで角が立ちそうなら、買ってもらったほうがいいのではないでしょうか。数年後には買ってくれないかもしれませんしね。どうせまだ机で勉強しないとしても数年間のこと。いつかはそこで勉強するようになるでしょうし、クオリティの高い学習机を買ってもらえたら、家具を見る目も育つというものです。

逆に、今は家計に余裕がない、空間的にも厳しいというのであれば、子どもがほしいといっても、こういう事情だから買うのはもう少し後にしたいと説得してみましょう。こんな親子の会話をすることも、子どもの成長を促す意味で価値があります。冷静に話せば、いつかは買ってもらえるとわかって子どもも納得するはずです。

今、学習机を買うべきかどうかを迷っている方は、子どもと親の気持ち、ときには祖父母の気持ちも含めて、家族みんなが小学校入学をワクワクと迎えられるようにということを優先して決めてみてください。学習机もランドセルと同様、単なるモノではありません。子どもの成長を祝う家族みんなの気持ちがこもった象徴的なアイテムなのです。

学習机より、勉強する環境作りが大切

実は、学習机を買う買わないより、もっと大事に考えていただきたいことがあります。家庭学習をする環境作りです。机がダイニングテーブルであれ学習机であれ、正しい姿勢が確保できる机と椅子の高さ、明るさについては、きちんと考えておきましょう。

成長期に悪い姿勢を続けていると、姿勢や視力に悪影響を及ぼすことはもちろん、鉛筆の持ち方や文字の書き方を間違えて覚えてしまったりします。子ども自身は、よくない環境でもそれが当たり前だと思えば慣れてしまいます。いったん身につけた悪い姿勢はそう簡単には治すことができないので、低学年のうちは親がしっかり見てあげる必要があるのです。

チェックポイントは以下の通りです。

1,教科書やノート、ドリルなど複数のものを広げても余裕がある机であること。
2,ガタガタしない机と安定感のある椅子であること。
3,正しい姿勢で読み書きできる机と椅子であること。
4,勉強するのに十分な明るさが確保できていること(1000ルクス以上)

特に3は、実際に子どもを座らせて確認する必要があります。椅子に深く座って背もたれに背中がつく状態で、肘が直角に曲がる高さに机の天板があること。そのときひざも直角に曲がっていること。この状態が確保できるように、机の高さと椅子の高さを調節してあげましょう。ただし成長期ですから、しばらくしたら変わってきます。座面の高さが調節できる椅子にするか、クッションなどで調節してあげるといいですね。

明るさは、リビングやダイニングの部屋全体を照らす照明(150~500ルクス)だけだと不十分な可能性があります。机に向かって勉強するのに適した明るさは、750~1000ルクス。1500ルクスぐらいあったほうがいいという人もいます。

リビング学習を想定している場合は、デスクライトを購入するべきかもしれません。現状の部屋の明るさを調べて、明るさ不足なら目に優しい照明器具を用意してあげましょう。ネットで検索するだけでも、勉強に適したさまざまなデスクライトが見つけられます。

というわけで、学習机が必要かどうかより、家庭学習をする可能性の高い場所はどこか、その場所で勉強するのに、どんな椅子と照明が適しているかを、あらかじめ考えておいてください。

2019/11/25

No2:入学準備グッズを揃える前に注意したいこと
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