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ランドセル&入学準備相談室

ランドセルナビに寄せられたご相談と回答をご紹介(文字をタップして回答を表示)。無料相談も受付中。→コチラ

うちの息子は、なんでも聞けば答えますが、自分から話すことがほとんどありません。今は幼稚園にいい友達がいて、その子が積極的なタイプで、いつもその子についていっているという感じです。小学校に行けばその子と同じクラスになるかどうかはわかりませんし、とても心配です。(40歳、男児の母)

おとなしさを心配するより、良いところを伸ばしてあげましょう。

息子さんがおとなしい、友達の後をついていっている受動的なタイプであることを心配なさっているのですね。確かに、今の日本はかつてないほど、積極性が重要視されるようになっています。昔ならおとなしくていい子と言われていた子が、評価されにくくなっているような傾向があります。

息子,おとなしい

でも、息子さんが、これからもずっとおとなしくて受け身な性格のままでいるかどうかはわかりません。あるとき、びっくりするほど変貌するのが、成長期の子どもの特徴だからです。今現在の息子さんのおとなしさは、もしかしたら、嵐の前の静けさかもしれないということを、まず了解しておいてください。

もちろん言葉が少ない、自分からどんどん出て行くタイプではないのが、息子さんの天性の性格の可能性もあります。でも、それっていけないことでしょうか。人は皆違って当然です。それぞれに性格・個性があるのが人間です。それを世の中標準から離れているからといって、「よくない」としてしまうのは、なんだかとても悲しいことだと思いませんか?

受け身な子というのは、反面、慎重な子であり、周囲を気遣うことができる優しい子でもあります。まずは、そういったよい面を評価してあげることから、始めてみてはいかがでしょうか。

このままでは小学校に入ってお友達ができにくいのでは?と心配されているように見受けられますが、今からそんな心配をする必要などありません。おそらく十中八九、心配してバカをみたということになると思います。

それよりは、息子さんが、どんなことなら自分から積極的に取り組みたいと思うのか、調べてみてはいかがでしょう?

子どもが10人いれば、その中には必ず友達づきあいが下手な子、一人が好きな子が数人います。そういうタイプの子の多くは、自分が好きなことに一人で夢中になっています。たとえば虫が好き、鉄道が好き、恐竜が好きといった感じです。好きなものに夢中になっている子どもの目はキラキラ輝いています。友達といるより、好きなものと一緒に過ごす時間が好きなのです。

子どもは、自分の好きなことに夢中になっている間に、驚くほどの情報や知恵を吸収していきます。おとなしい息子さんの心の中にも、きっと何かに夢中になる情熱が隠れているはずです。お母さまなら、すでに、これかな?と思うものがあるのではないでしょうか。あれば、ぜひそんな息子さんが喜びそうな本や図鑑を買ってあげたり、博物館やテーマパーク、自然の中などに一緒に遊びに行ったりしてみてください。

好きなものに接すると、子どもは積極的になります。次から次へと知りたいこと、したいこと、ほしいものが見つかっていきます。自然と自分から発する言葉も増えていくはずです。

歴史をふり返っても、輝かしい業績をあげた偉人の多くが、世の中標準から見るときわめて個性的な性格の人でした。もしかしたら個性的な息子さんも、その一人になるかもしれません。世の中の風潮に惑わされずに、息子さんの他の子にはない良い面を見つけて、それを伸ばしてあげるように心がけていただければと思います。

2021/06/14

うちの夫はランドセルは使わせたくない、普通のリュックでいいと言っています。でも、近所のママ友は、小学生はランドセルを使うって決まりでしょ?と言います。本当のところはどうなんでしょう?(35歳、女児の母)

決まりではありません。習慣みたいなものです。

第二次世界大戦後、日本では、小学生のほとんどが、ランドセルを背負うようになりました。でも国や政府が、小学生はランドセルを使いなさいと法律などで定めたわけではありません。いつのまにか、小学生の間にランドセルを使う習慣が定着していったというのが本当のところです。

ランドセル,リュック

昭和の時代のランドセルは、B5版のノートや教科書がぴったりおさまるぐらい小さいサイズだったため、体格が大人に近くなった高学年の生徒の中には、背中にちょこっと乗っているランドセルがカッコ悪くていやだと、手さげかばんで通学する子もいたものです。当時は、それをとやかくいう先生も大人もいませんでした。

今の小学生は、卒業までしっかりランドセルを使っていますよね。おそらくランドセルが大きくなったことと、ランドセルの品質が向上したことが原因だろうと思います。

実は、1970年代頃、ランドセル廃止論が一世を風靡したことがあります。理由は、今風に言えば同調圧力への抵抗だったり、値段が高すぎることへの反発だったと聞いています。実際、その運動の結果、革製のランドセルではなく布製のリュックが定着していった自治体もあります。

そんな紆余曲折をかいくぐって、ランドセルは法律で定められてもいないのに、平成・令和と生き残ってきました。その原因を想像するに、おそらく大量の学習用具を持ち運ぶツールとして、なかなかよい選択だったからではないでしょうか。

最近、小学生のママたちから、「入学前の学校の説明会で、ランドセルを背負うのが決まりと言われた」といった話を聞きましたが、地域の公立小学校が、“ランドセルを背負わなければいけません”と強制するようなことはないと思います(受験して入学する私立や国立の場合は指定のランドセルがあります)。

おそらくほとんどの子どもがランドセルを使っている中、お宅のお子さんだけ違うのはよくないのでは?みたいな感じではないでしょうか。別に一人だけ違っていても、それが本人の選択であるなら、とやかく言う必要ないのですが…。

お子さま自身がランドセルはいやというのであれば、それでもランドセルを使いなさいと強制する必要はまったくないと思います。ただ手さげだと、加重が左右のどちらかに偏るので身体によくありません。ランドセルと同じように両肩に均等に負荷をかけられる布製のリュックのようなものを選んだほうがいいでしょう。

ご主人がランドセルはダメとおっしゃる理由がわからないので、なんとも言えませんが、大切なのは、お子さまの意向です。ランドセルにするかリュックにするか、親子で話し合って、子どもの気持ちを優先して決められるといいと思います。

リュックを選択した場合、もしかしたら入学予定の小学校から何か言われることがあるかもしれませんが、そんなときは、冷静な話し合いの場を持つように提案してください。そうして、これがわが子・わが家の選択であることを、落ち着いて、きっぱりお伝えになるとよいと思います。

参考までに「ランドセルの重さ、どこまで大丈夫?」をチェックしてみてください。「ランドセルのメリット・デメリット」をわかりやすく解説してあります。

2021/06/07

娘がネットで見たランドセルが気に入って「これじゃなきゃいや」と言っています。実物を見ないまま買っても大丈夫でしょうか?(29歳、女児の母)

店の信頼性・修理対応・子どもの体格がポイント。

ランドセルは、お子さま自身が気に入ったものを選ぶのが最善策です。娘さんが、何度見ても「これがいい」と主張するのなら、ぜひそのランドセルを選んでいただきたいですね。

ネット購入

もしかしたら実物が届いて、お子さま自身が想像していたのと違っていたということもあるかもしれませんが、こういう失敗は貴重です。小さいときの失敗体験は、その後必ず生きてきます。失敗だったと思ったお子さまと、どう対処するか話し合うことも親子体験として、得がたいものだと思います。

以上の原則をお伝えしたうえで、ネットだけで購入するときの注意ポイントを2つほどご紹介しましょう。ひとつめは、店や商品の信頼性、もうひとつは、わが子に合うかどうかです。

1,店や商品の信頼性を確認

まず、ネットショップがどんなお店なのか、確認してください。ランドセルを製造しているメーカーのオンラインショップや、メーカーでなくても毎年ランドセルを販売しているネットショップ(ランドセルナビのようなところ)、有名な大手の量販店であれば、大丈夫です。

これらのショップは、今年度製造の新商品か、前の年度以前の型落ちの商品(アウトレットなどと表示)かが、はっきり表示してあります。逆に言えば、新商品か型落ち商品かがページでわからないネットショップは信頼性が低いと考えてください。

いろんなジャンルの商品を売っていて、ランドセルがその一部でしかない無名のネットショップも、ランドセルに関する知識が乏しい可能性が高いので避けたほうがいいでしょう。

楽天市場やamazonといったモールの中に出店しているお店の場合も、個々のお店がどういうお店であるかを、会社概要のページなどで確認してください。

ランドセル工業会修理対応

そのうえで、6年間の修理対応の保証がついているランドセルかどうかも、念のためチェックしましょう。ランドセル工業会の修理対応(上図参照)か、そのお店独自の修理保証がついていれば大丈夫です。

以上の基準に照らして信頼性が低いと思われるお店の場合は、目当ての商品のメーカーを調べ、同じ商品が信頼性の高いお店で売っていないか探してみてください。

どうもお店や商品が怪しいと思われる場合は、そのことをお子さまに説明して、あきらめてもらうほうがいいと思います。でも、このような事態にならないように、できれば最初から信頼できるネットショップだけを、お子さまに見せるようにしたいですね。

2,わが子に合うかどうか?

お店に行って実物をフィッティングしてみるのが最善策ですが、コロナ禍や仕事で、それができない方も多いでしょう。1で説明した信頼性の高いショップであれば、まったく合わないということはほとんどありませんが、以下の体型のお子さまの場合は、もしかしたらうまくフィットしない、背負いにくくて痛い、ということがあるかもしれません。

・身長約110cm以下
・身長は標準以上だがやせている
・なで肩

学習用具の大型化・大量化に伴って、ランドセルも大人の女性が背負ってもおかしくない大きさになり、このようなケースが起きてきました。ただ子どもの成長は早いので、うまく背負えないのは最初の1年程度です。各種ツール(左右の肩ベルトを胸のところでつなぐチェストベルトなど)や、親御さんの工夫で背負いにくさを軽減してあげれば、お子さまの成長がいつのまにか問題を解決してくれるでしょう。

とはいえ、子どもがランドセルに注目しているのは最初のころだけ。そのときに、背負いにくいというのは、あまりよいことではありません。

ランドセルの貸出サービスを実施しているお店であれば、ぜひ利用しましょう。あるいはお店に電話やメールで問い合わせて、実物があるところを教えてもらい、フィッティングに行きましょう。これらの対策ができないという場合は、そのことをお子さまにていねいに説明して、それでも買うかあきらめるか、親子一緒に判断してください。

2021/05/31

大の革好きの夫が、ランドセルにもヌメ革があることを知って、息子にはこれを買ってやると言っています。いいんでしょうか?(38歳、男児の母)

積極的にはおすすめできませんが、選択肢のひとつです。

●定期的なお手入れが必要

ヌメ革のランドセルが、一般のランドセルと大きく違うことは3つあります。お値段が高いこと、お手入れが必要ということ、それに重いということです。

ヌメ革

まずお値段は10万円以上。一般の天然皮革(牛革)に比べても高くなっています。でも革好きのご主人が買うと言っておられるのだから、この点は問題ないですよね。

次にお手入れですが、最低でも月1回。それに濡れたときや汚れたときには、その都度ケアする必要があります。普通のランドセルには必ず施してある汚れ防止の表面加工がされていないからです。ヌメ革のランドセルの中には、お手入れグッズが付属している商品もあります。また、雨の日には必ずレインカバーで被うようにしてください。

ランドセルに限らず、ヌメ革の製品(大人用の財布やかばんなど)の魅力とは、手間暇のかかる昔ながらの天然成分・タンニンでなめしてあるため、革本来の自然な風合いと丈夫さが両立していることです。表面は傷がつきやすいものの、長期間の使用に耐える革でもあります。新品のときは明るいブラウンですが、手入れしながら使い続けると、少しずつ濃い色になり、きれいなツヤが増していきます。革好きの人たちは、「育てる革」とも言っているようです。

でも、こうしたヌメ革の魅力は、大人の中でも革好きの人たちのものであって、子どもが好む性質のものではないと思われます。この点が少々気になります。

加えてヌメ革のランドセルは、平均的なランドセルに比べると重たいのも確かです(だいたい1500g以上)。原因は、全体に本物の革を使っているためです。人工皮革は素材そのものが天然の革より軽く、牛革のランドセルでもふちなどに人工皮革を使って重さを軽減しているケースはよくあります。しかしヌメ革の場合、革の風合いを生かすことが大事ですから、そうしたことはほとんど行われません。ヌメ革のランドセルを強引に軽くしようとすると、逆にヌメ革のよさを損なうことにもなりかねないからです。

というわけで、特性が子ども目線のものではない、重たいという2つの理由で、ヌメ革は、子どもが背負うランドセルの素材として積極的におすすめできるものではありません。

●家族全員で話し合ってみよう

ただ実際には、毎年少数ですがヌメ革のランドセルが売れています。小さいうちから本物のいい革に親しんでほしい、他の子が持っていないランドセルを背負わせたいといった親御さんの願いからではないかと思います。

そんな親御さんの熱意が、お子さまにうまく伝わっていけば、それはそれで得がたい経験となるのではないでしょうか。たとえばパパとキッズでランドセルの手入れをするのが習慣になって、親子会話の機会が増えるといった具合です。それに重いといっても、ランドセルの中に入れる学習用具のほうがずっと重いわけですし、ランドセル自体の1kgに満たない違いなど、少し成長すれば気にならなくなる程度のものです。

このように考えてみると、「ヌメ革のランドセルを買う」というご主人の選択を、最初からダメと決めつけるのもよくないと思うのです。ここはやはり、実際に背負うお子さまも含め、家族でじっくり話し合ってください。ご主人にヌメ革への思いを聞いてみたり、手入れは誰が分担するのかを相談するなど、ランドセルをテーマに家族会話を続けていくことで、よりよい選択が見つかれば、よい思い出にもなるでしょう。

余談ですが、ランドセルナビが取材したとき、「小学生のときは重たいだけだったけど、あとになって、親がすごくいいランドセルを選んでくれていたことがわかった」と話してくれた大学生もいました。

2021/05/21

ランドセルを買う予定の近所のお店は、天然皮革だけで昔ながらの普通の肩ベルトです。ベルトが付け根から上を向いているタイプがいいと聞き、ここで買っていいのかどうか不安です。(35歳、女児の母)

そのお店でランドセルを背負ってみましょう。

確かに、今は、肩ベルトがいつも付け根から上を向いているタイプのランドセルが主流です。これは、身体が小さいうちでも、ランドセルがきちんと背中に密着するために考え出された形です。

肩ベルト

試しに自分でランドセルを背負って見るとわかりますが、最初から立ち上がっている肩ベルトは、無造作に背負ってもランドセルが背中に密着します。それに対して昔ながらの肩ベルトは、背負い方が正しくなかったり、ベルトの調節が悪かったりすると、ランドセルが外側に傾斜して、背中との間に空間ができることがあります。

つまり、ランドセルと背中の間に空間ができない正しい背負い方ができれば、昔ながらの肩ベルトでも何の問題もないわけです。ただし、昔に比べて大きくなった今のランドセルは、小柄な子の場合、慣れないうちは背負うこと自体がなかなか大変なのも確かです。

そこでおすすめなのは、まずは実物のランドセルを背負ってみること。近所のお店なら、今でもお子さまと一緒に行って背負ってみることができると思います。できれば1リットルの水入りのペットボトル2個を持って行き、それをランドセルの中に入れて、お子さまに背負ってもらいましょう。すんなり背負うことができれば、そのランドセルでも問題ないと思います。

また、ランドセルのほうも、メーカーによって微妙に違う点がいろいろあります。肩ベルトが立ち上がっているかどうかだけでなく、肩ベルトの形状や長さ、付け根の背カンの形、ランドセル自体の重さなど、さまざまな違いがあるので、小柄な子、やせている子、なで肩の子は、購入前に一度背負ってみたほうがいいと思います。

逆に言えば、標準以上の体型の子の場合は、どんなランドセルでもラクラクと背負ってしまう可能性が高いということ。つまりは身体が小さいうちの問題なのですね。

というわけで、お子さまが小柄なほうだったら、実物をフィッティングしてみてから購入の決断をするのがおすすめ。それがなんらかの事情でできないのなら、肩ベルトが上を向いているタイプを選んだほうが安心です。

最後に、すべての方にお願いしたいのですが、どんなランドセルであれ、背中に密着させる正しい背負い方を教えてあげることと、肩ベルトの長さをちゃんと調節してあげること、このふたつは親の役割として覚えておいてください。

2021/05/14

夫とランドセルを買うお店でけんかになりました。私はやっぱりデパートの方がいいと思うのですが、夫は近くの大型スーパーでいいと言うのです。どう違うんだ?と聞かれて言葉に詰まってしまいました。実際のところ、デパートとスーパーでどう違うんでしょうか?(41歳、男子の母)

あまり違いはありません。個々の商品の製造元をチェックしてください。

スーパーでもデパートでも、売っているランドセルに大きな違いはありません。

ランドセルで粗悪品をつかまされない最低限の条件は製造メーカーの確認なのですが、日本のメーカーが作ったランドセルであれば、まず間違いありません。デパートもスーパーも大企業ですから、かたちだけをまねた粗悪品を売っている可能性はほぼゼロと考えていいでしょう。

スーパー&デパートが売っているランドセルのラインナップの違いは、どのメーカーから仕入れているかということと、個々にオリジナルブランド(例:イオンのオリジナルブランドは「かるすぽ」)のランドセルを販売しているということです。たとえてみれば衣料品と同じですね。

一般的にデパートはスーパーより高級品(高額の商品)を売っている印象がありますが、ランドセルの場合も確かにその傾向はあります。ですからより高級なランドセルがほしいならデパートのほうがいいかもしれません。とはいえ、平均的な価格のランドセル(人工皮革で4万円~7万円くらい)なら、デパートにもスーパーにもあります。

デパートで買う場合もスーパーで買う場合も、気に入ったランドセルを手にとったら、念のため6年間の修理対応の商品かどうか、商品タグなどでチェックしてください。おそらくほとんどの商品がそうなっていると思いますが、念のため確認しておきましょう。

そのうえでランドセルの造り、機能、デザインが、お子さまに合っているかどうかをしっかりチェックしてください。店員さんに、「このランドセルを作っているメーカーはどこですか? 壊れたときはどうしたらいいですか?」などと聞いて、ていねいに答えてくれるお店だと、より安心ですね。

2021/05/06

ランドセルはできるだけ軽いほうがいいと、ママ友たちは言っています。でも、どれくらい軽いといいのかわかりません。どれくらいの重さならOKなんですか?(38歳、一女の母)

わが子にとって適正な重さを見極めてください

今売っているランドセルで最も軽いのは、900g強~1000g。これは軽量化に特化したもので、一般の学習院型になると1100g前後です。いずれも人工皮革製です。逆に最も重たいのは、高級品の天然皮革・総コードバン製で1500gぐらいです。

その差は500g前後ですから、最も軽いランドセルに500mlのペットボトルを入れると、最も重いランドセルになります。人工皮革製のランドセルだけで比べると、いちばん軽いものと重いものとの違いは、だいたい350mlのペットボトル程度です。

ランドセル,重い

確かに小さいうちは、500gでも軽いほうがいいかもしれません。それに、今の小学生がランドセルに入れている教科書やノート類は、ママ・パパ世代のときより大きく、数も増えているので、入れ物であるランドセルはできるだけ軽くしておきたいということもあるでしょう。

まず、ランドセルの重さについて知っておきたいことは、コチラを参照してください。

ただ、もっと大事なことがあります。それは、同じ年令の子どもでも、体格や体力には大きな違いがあるということです。実は、ランドセルの500g前後の違いより、こちらの違いのほうがずっと大きいのです。

ですから、ランドセル自体の重さより、わが子にとって適切な重さのランドセルを見つけてほしいと思います。

そのための方法ですが、まずは、ご自身で今のランドセルがどれくらい重いのか、お店や展示会で手に持ってみてください。A4フラットファイル対応になり、ママ・パパ世代のときよりずっと大きくなったランドセルですが、持ってみると意外に軽いと感じると思います。というのも、大人のバッグでこの大きさだともっとずっと重いからです。

売っているランドセルには必ず重さが表示されています。その表示を見て、軽いランドセルと重いランドセルでどれくらい違いを感じるか比べてみてください(自宅でやるなら、手持ちのリュックやかばんをランドセルの重さになるように重しを入れて試してみましょう)。おそらく、大人だとそれほど違いは感じられないでしょう。

さらに慎重を期すなら、水の入った1リットルのペットボトル2本をランドセルに入れて、お子さまに背負ってもらいましょう。もちろん正しい背負い方で。正しい背負い方は、コチラで確認してください。

お店でいちばん軽いランドセルといちばん重たいランドセルを背負ってもらい、感想を聞いてみましょう。入学1年~半年前の時点でペットボトル2本を入れて背負って重いと感じないのであれば、そのランドセルが1500gあったとしても問題はないと思います。

子どもはよく、気に入ったランドセルを軽いと言います。軽いほうを親が選んでくれると知っているからです。ですから、その言葉に惑わされずに、子どもの様子を見てどう感じているかを見極めてください。

実は、重さそのものより、正しく背負えているかどうかのほうが、体への影響はずっと大きいのです。今若者の間で流行っているダランとしたリュックの背負い方だと体に負担はかかるし、正しい背負い方よりぐっと重く感じます。ですから重さにこだわるより、正しい背負い方を教えてあげることのほうが大切です。

最後に、ランドセルナビのスタッフが、いろいろ見て回って実感した感触をお伝えします。参考にしてください。

ランドセルの重さに気をつけてあげたいのは、同い年の子の中でも小柄だったり、やせていたり、なで肩だったする子、それに体力があまりない子です。こうした子どもには、やはり軽めのランドセルを選んであげたほうがいいと思います。逆にいえば、平均かそれ以上の身長・体重・体格・体力の子であれば、それほど重さを気にすることはありません。ただし、どんな子でも、正しい背負い方だけはしっかり身につけるようにしてください。

2021/04/19

先日、初めて親子3人でランドセルを見にデパートに行きました。いろんな色のランドセルが並んでいて、息子にどれがいいか聞くとピンク色のランドセルを指さしました。えっ?と思いながらも背負わせてみると、とても楽しそうでした。でも本当に男の子にピンクを選んでもいいのでしょうか? とても不安です。(30歳、男の子1人の母)

気まぐれでなければ、買ってあげましょう

お母さまとしては、本人はピンクが好きでも、学校に行き始めたらいろいろ言われたりして、いやになるんじゃないかと心配なさっているのでしょう。その気持ちはよくわかります。

安くて品質のいいランドセル

都内で小学生の登下校風景を見ていると、女の子はピンク、ラベンダー、水色など濃淡さまざま、ありとあらゆる色のランドセルを背負っていて、もはや主流の色はないといった感じですが、男の子は黒以外のバラエティが、紺、青、ブラウンあたりにとどまっています。ピンクなどの暖色系の色はほとんど見ません。ただ、以前ランドセルナビでとったアンケートを見ると、男の子でも赤いランドセルの子が少数存在していました。

さて、ランドセル選びの原則は、本人が気に入ったものを選ぶことです。これはとても大切なことで、その結果、本人が失敗したと思ったとしても、とてもいい経験になります。それに小さいときの失敗は必ず成長の糧になります。ですから、なんらかの事情でピンクのランドセルを諦めるとしても、必ず本人が納得したうえでの断念にしてください。

親御さんの心配は、子どもの好き嫌いはすぐに変化するということ。あるとき「これがいい!」と言ったとしても、そのときだけの気まぐれにすぎないかもしれないという心配です。

まずは、そこのところを確かめましょう。つまり、しばらくの間、買わずに待ってみるということです。ほかにもいろんなランドセルがあるから見てみようと誘ってみましょう。そして他の色のランドセル、ピンクでも淡い色、濃い色のランドセルなどを見せてあげます。お店や展示会に出かけてもいいし、ネットで見せてもいいでしょう。息子さんと、これカッコいいね、これってダメかな?などと感想を話し合ってみてください。

いろんなランドセルを見たあとでも、ピンクがいいという気持ちが変わっていなかったら、気まぐれや思いつきではなく息子さんの個性なんだと考えていいでしょう。もしかしたら、色に敏感なアーティスト的才能を持ったお子さんなのかもしれません。その場合は、息子さんが選んだピンクのランドセルを買ってあげてください。

女みたいだとか、へんだと言われることが絶対にないとは言えませんが、今は、ピンクのシャツやニットを着ている男性が珍しくない時代だし、最高級スポーツカーのフェラーリだってイメージカラーは赤です。男が赤やピンクを選ぶのは、少しもおかしいことではありません。それに夏休みに入るころには、周囲も慣れて気にしなくなるでしょう。親御さんが先回りして気にする必要はないと思います。

万が一、お子さんが何か言われて不安になることがあったら、そんなときは、「ママはピンクを選んだきみが大好きだし、自分の好きな色を堂々と背負っているきみはとてもカッコいいと思う」と、お子さんの感性を評価して、応援してあげてください。

2021/04/12

シングルマザーで働いていて、ランドセルに5万も6万も出す余裕はありません。より安くて、でも品質はいいランドセルの選び方を教えてください。最低、いくらぐらい用意しておいたらいいですか?(女児の母、29歳)

予算3万円でアウトレットを狙いましょう

ズバリ、アウトレットがおすすめです。最新モデルのアウトレットは通常秋以降に実施されるので、購入を急ぐ必要はありません。また1年型落ちのアウトレットなら春でも入手できます。これで最新モデルが、3万円以下で買える可能性がぐっと高くなります。

安くて品質のいいランドセル

シングルマザーで仕事も忙しいと、お店に見に行く余裕もないかもしれませんね。その場合は、ネットでチェックしましょう。あらかじめ、つまり夏ぐらいまでに、前年にアウトレットを実施していたメーカーを複数見つけておくと、いよいよアウトレットが始まったというとき、選択の範囲が広がります。

実は、アウトレットといってもいろいろあります。品質が確かなランドセルを選ぶときのポイントは、6年間の修理保証があるかどうか。これはアウトレットで買う際にもちゃんと確認してください。

ネットには、ありとあらゆる商品を売っていてランドセルはその一部といったショップもあります。そういうショップはランドセルに精通しておらず、保証の有無や何年のモデルなのかも表示していない場合があります。こういうショップは避けましょう。そして、できるだけランドセルメーカーが直接実施しているアウトレットを選ぶようにしましょう。

少子化の現代、ランドセルの生産数は新一年生の人口を上回っているので、毎年アウトレットセールが行われています。アウトレットが通常販売と違うのは、人気モデル・少量生産のモデルが見つかりにくいということだけです。具体的に言うと赤や黒などの定番色は確実にあるけれど、ラベンダーやキャメルなどは見つかりにくいということです。でも品質には違いはありません。

なお、信頼できるランドセルは入学直前の3月にも売っているので、焦る必要はありません。ファッションのアウトレットと同じく、案外掘り出し物があるかもしれませんよ。

2021/04/05

うちの娘は3月生まれ。そのせいもあって幼稚園でもいちばん小さいほうで、とても小柄です。最近のランドセルはずいぶん大きいので心配です。どんなランドセルがいいですか?(女児の母、40歳)

必ずフィッティング。そして遅く買うほど安心です

売っているランドセルのサイズはほとんど同じ

今のランドセルは、親御さんのころと比べてとても大きくなっています。昔のランドセルは、高学年になるとランドセルが小さすぎて不格好に見えることもありましたが、最近のものは大人が背負ってもあまり違和感がないほどです。それだけにランドセル選びをする就学前の小柄な子が背負うと、大きすぎるのでは?と思うケースも確かにあります。

小柄な子のランドセル選び

ただランドセルの大きさに、メーカー・ブランドによる違いはあまりありません。今売っているランドセルのほとんどが、A4フラットファイルが入るサイズなので、違ってもせいぜい1~2cm程度。ですからランドセルの大きさより、背負いやすさのほうを重視して、ランドセルを選んでいただきたいと思います。

背負いやすさに影響してくるのは、ランドセルの重さと、肩ベルトの形状、肩ベルトと本体をつなぐ背カンという部品など。ランドセルメーカーがもっとも力をいれているのもこの部分です。

まず重さですが、今のランドセルは人工皮革で1000g~1200g、天然皮革で1300kg~1500gぐらい。小柄だと軽めの人工皮革のほうがいいかもしれません。とはいえ、実際に背負うときにはランドセル自体の重さより、中に入れる学習用具の総量のほうが重くなります。ランドセル本体の100g~200gといった小さな違いにこだわって、気に入ったランドセルをあきらめる必要はないと思います。

体型にあっているか背負ってチェック

重さよりこだわっていただきたいのが、実際に背負ってみて肩や背中にフィットしているかどうかです。これが体感重量に大きく影響してきます。メーカーもいろいろ工夫していますが、子どもの体形はひとりひとり微妙に違うので、どうしても合う合わないがでてきます。小柄でも肩ががっしりしている子もいれば、なで肩で肩ベルトがすぐにはずれそうになってしまう子もいます。小柄なお子さまほど、購入前にしっかりフィッティングして確かめてください。※フィッティングの注意点についてはコチラ

なお、子どもは色やデザインが気に入ると、多少背負いにくくてもこっちがいいと言いがちなので、大人の目でしっかりチェックしましょう。

いちばんのおすすめはできるだけ遅く買うこと

そしてもっとおすすめしたいのが、できるだけ遅めに購入すること。というのも、この時期の子どもの成長はとても早い! 入学1年前の春にフィットしなかったランドセルが、半年たつと問題なくフィットするということもよくあるのです。

すでに特定の人気工房やブランドで買うと決めている方には、完売が心配で難しい選択かもしれませんが、そうと決めているのは、ランドセルを背負う主役の子どもではなく、親御さんのほうだと思います。だとしたら、子ども目線で指名買いをあきらめるのも、ひとつの選択ではないでしょうか。

2021/04/02

フィットちゃんのランドセルを使っているという近所の子どもが何人かいて、見せてもらったら、どうもメーカーが違っているみたいでした。同じフィットちゃんなのになぜ? どうなっているんでしょう?(男児の母、35歳)

共通しているのは「フィットちゃん背カン」です

フィットちゃんのランドセルとは、正確に言うと、ランドセル大手メーカー、ハシモトが開発・製造・販売している「フィットちゃんランドセル」のことです。※ただし、ハシモトがコラボ企画で製造した他社ブランドのランドセルも、製造がハシモトなので「フィットちゃんランドセル」になります。

しかし、他のメーカーのランドセルにも、フィットちゃんの表示がついていることがあります。ハシモト以外のランドセルでフィットちゃんの表示があるものとは、正確には「フィットちゃん背カン」がついているランドセルのことです。

ハシモトが「フィットちゃんランドセル」のために開発した背カン(肩ベルトと本体をつなぐ部品)の評判がとてもよく、ハシモトはこの「フィットちゃん背カン」を他社にも提供するようになりました。そして、「フィットちゃん背カン」を採用した他社のランドセルにも、フィットちゃんのロゴの使用することを許可したのです。

というわけで、フィットちゃんの表示があるハシモト以外のランドセルに共通するのは、「フィットちゃん背カン」を使っていること。それ以外の部分は、個々のメーカーが独自に開発・製造したランドセルになっています。

「フィットちゃん背カン」は、セイバンの「天使のはね」や「ウィング背カン」などと同じく、肩ベルトが根元から立ち上がっていて、小柄な子にも背負いやすく体感重量を軽減します。背カンとしては、この3つが今のランドセルの主流ですが、それぞれ細かい機能は違っているので、体格によって合う合わないがあるかもしれません。また、昔ながらの立ち上がっていない固定背カンのほうが快適と感じる子どもも一部にはいるでしょう。

ランドセルの背負いやすさや体感重量には、背カン以外にも肩ベルトの形状や素材など、さまざまな要素が関係してくるうえ、個人差もあるので、最終的には総合的に判断する必要があります。

そんな中、「フィットちゃん背カン」はとても信頼性が高く、安心できる選択のうちのひとつであることは確かです。

2021/03/25

ランドセルの値段、高いのか安いのかさっぱりわかりません。ママ友も、安いので十分という人もいれば、有名ブランドの高級品がいいという人もいます。ランドセルの値段が何で決まっているのか教えてください。(30歳、女児の母)

素材、作る手間、ブランドの3つで価格が決まっています

ランドセルの価格は、素材の違い、作る際の手間のかかり方、それに人気やブランドによって違ってきます。

ランドセルは、6年間修理保証のついている新製品(型落ちでない)の場合、だいだい3万円代から10万円ぐらい(一部20万円のものもある)ですが、素材の違いでみると、安いほうから人工皮革、牛革、コードバンの順番。高級天然革のコードバンだと7万円以上、牛革だと5万円以上、人工皮革が3万円台からあります。

人工皮革にもいろいろな種類があり、たとえば相当乱暴な使い方をしても大丈夫なクラリーノ・タフロックは、一般的なクラリーノより少々高め。といっても数千円程度です。

作る際の手間のかかり方は、たとえば刺繍がついているランドセルと、何の飾りのないシンプルなランドセルを比べてみてください。当然刺繍付きのほうが手間がかかりますよね。ですからその分高めになるというわけです。どれくらい手間がかかっているかは、実際のランドセルを見れば、おおよそのところは素人でも見当がつくでしょう。

最後の人気やブランドですが、正直、今はこれがもっとも価格に影響しています。そのわかりやすい例は、人気のスポーツブランドやファッションブランドのランドセル。ランドセルの場合、どんなに世界的に有名なブランドでも、実際に製造しているのは日本のランドセル専業メーカーの場合がほとんどです。つまりブランド側がデザインを提案し、ランドセルメーカーが製造するOEMスタイル。当然、ブランド代といったものが価格にオンされるわけで、市販商品を見ると1万円かそれ以上割高になっている印象です。

それともうひとつ、ランドセルメーカーとして他社より有名だったり人気だったりするところも、若干価格が高めに設定されている印象があります。

この3つのポイント以外に、ちょっと気をつけておきたいのが、国産かどうか。現在流通しているランドセルの多くは日本国内で作られていますが、ニトリのランドセルなど一部、外国で製造されている商品もあります。もちろん外国製のほうが若干安め。品質については、製造工程で厳しいチェックが実施されていれば国産にひけをとらないと言えるでしょう。ただ、ランドセルを使ったことがない外国人が作るのはやはり気になるという人も多いと思います。

以上が、ランドセルの価格に影響を与えているポイントです。ただし、あくまでもその年の新製品の場合。型落ちやアウトレットの場合は、ファッションと同様、その他さまざまな事情によって価格が決まってきますから、買う側にそれ相応のチェック能力が求められます。

2021/03/22

幼稚園のママ友の話に、「天使のはね」とか「フィットちゃん」といった言葉が当然のように出てきます。フルタイムで働く私は何のことかさっぱり。今更ママ友には聞けないので、教えてください。(35歳、女児の母)

ランドセルを背負いやすくする機能の名前です

どちらもランドセルを背負いやすくするために開発されたランドセル特有の工夫です。ランドセルを体にフィットさせて重心を安定させ、体に感じる重さを軽減するとともに、背負ったときの姿勢を正しく保つことを目指しています。

「天使のはね」は、ランドセルメーカー最大手のセイバンのランドセルに搭載されているものです。「フィットちゃん」は、同じくランドセルメーカー大手のハシモトが開発したものです。

背カン,天使のはね,フィットちゃん

まず、「天使のはね」について。セイバンのランドセルには、すべて肩ベルトの付け根部分に、はねの形の樹脂パーツ「天使のはね」が内蔵されています。これによって肩ベルトが根元から立ち上がり、肩と背中に密着。高い位置で重心が安定し、体感重量を軽減してくれます。この「天使のはね」は、セイバンのランドセルだけに内蔵されています。

これに対して、「フィットちゃん」は、ランドセル本体と肩ベルトをつなぐ金具(背カン)に独自の工夫を施し、肩ベルトが根元から立ち上がるように設計されています。この背カンを「フィットちゃん背カン」といい、効果は「天使のはね」と同じく体感重量の軽減と正しい姿勢の維持です。この「フィットちゃん背カン」は、ハシモト製のランドセルだけでなく、他社のランドセルにも採用されていて、商品には必ず「フィットちゃん背カン」であることが表示されています。

実は、ほかにも、同じ目的で開発された「ウィング背カン」というものがあります。こちらも多くのランドセルメーカーによって採用されています。カザマランドセルの特許取得「ポニーテール背カン」も同じ目的で独自に作られたものです。

「天使のはね」「フィットちゃん」「ウィング背カン」などに共通なのは、肩ベルトの根元が立ち上がっていること。見ればすぐにわかります。さらに詳しく見ると、肩ベルトの根元が横に動くようになっていることもわかります。詳細はコチラ→ランドセルは動く背カンのほうが背負いやすいってホント?

今の主流は、これらの肩ベルトが立ち上がってみえるタイプのランドセルです。「天使のはね」「フィットちゃん」「ウィング背カン」3者の違いは、コチラ→ランドセルの背カン。連動型と非連動型ではどっちがいい?をご覧ください。

もちろん、ランドセルの背負いやすさや軽く感じるかどうかには、肩ベルトの形状や背当ての素材などその他の要素も影響します。ですから、昔ながらの肩ベルトの根元が立ち上がっていないタイプのランドセルが100%ダメというわけではありません。詳細はコチラ→ランドセルの肩ベルトは立ち上がっていたほうがいい?

2021/03/17

ママ友が、ランドセルは学習院型よりキューブ型を買うべきと言っていました。コンパクトでおしゃれだからと。私はまだキューブ型って?学習院型って学習院が使っているの?ってレベルの初心者ですが、このママ友の意見は正しいのでしょうか? (32歳、男児の母)

学習院型、キューブ型、どちらでもOK

学習院型というのは、ママ・パパが背負っていたランドセルのこと。もともと学習院が採用したこの形が全国に普及してランドセルとして定着したため、学習院型と呼ばれています。キューブ型は、学習院型から派生して、最近普及し始めたランドセルの形です。でも、パッと見ただけでは学習院型との違いはわからないでしょう。

違いは、肩ベルトがついている背当てとサイド(大マチ)の縫い合わせ部分を見たらわかります。学習院型は縫い合わせ部が出っ張っています(へり)。キューブ型は出っ張っておらず、くるむように縫い合わされています

キューブ型,学習院型

へりがないキューブ型は、その分コンパクトになります(横幅約1~1.5cmくらい)。重さも若干(50gくらい)軽くなります。反対に学習院型は、へりを合わせてガッチリ縫い合わされているので型崩れしにくく、へりが出っ張っているおかげで本体が傷つきにくいと言われてきました。

ただ、重さや機能に大きな差はありませんし、耐久性についても、キューブ型だからといって心配する必要はありません。ここ数年、キューブ型がどんどん増えているのに、トラブルの話はとんと聞きません。よほど乱暴な使い方をしない限り、耐久性の違いもわからないのではないかと思います。

学習院型かキューブ型かというのは、ランドセルを選ぶ際の優先ポイントにしないほうがいいと思います。理由は、21世紀になってから登場したキューブ型は、商品数が増えているとは言え、まだまだ作っているメーカーが少ないからです。キューブ型に限定してしまうと、ランドセル選びの選択肢がだいぶ窮屈になってしまいます。

キューブ型は、確かに学習院型より少しばかりコンパクトで、すっきり見えます。ただランドセル全体のすっきり感は、色やその他のデザイン要素も含めての印象ですよね。キューブ型に限定したい方は、まずはネットでキューブ型を作っているメーカーを検索してみてください。

ランドセル選びは、学習院型とキューブ型の違いを知ったうえで、その他の要素も含めて総合的に判断していただきたいと思います。実際に背負うお子さまが気に入ったランドセルこそ、ベストなランドセルです!

2021/03/15

乱暴者の次男は、おもちゃでもなんでもすぐに壊してしまうやんちゃ坊主。とても元気で明るいのはいいのですが、モノをていねいに扱うことが、いくら言ってもできません。そういう男の子でも大丈夫なランドセルってありますか? たぶんブルンブルン振り回すんじゃないかと思うんですが…。(40歳、2児のママ)

クラリーノ・タフロックを選ぼう

やんちゃ坊主におすすめのランドセルは、ズバリ、素材がクラリーノ・タフロックのランドセルです。クラリーノ・タフロックという素材自体、元気なやんちゃ坊主向けに作られた人工皮革なのです。ですから、牛革などの天然皮革、その他の人工皮革すべてと比較しても、断然丈夫! あるママは、「タフロックは、猫が爪でひっかいてもキズがつかなかった」と言っていました。

クラリーノ・タフロックのランドセルは、人工皮革のランドセルを作っているメーカーの多くが男の子向けのモデルで採用しています。一般のクラリーノ素材より少しばかり高くなっていますが、気になるほどではありません。タフロック素材のランドセルの中から、やんちゃ坊主お気に入りのモデルを選んでください。

クラリーノ・タフロック

さて、男の子の乱暴な使い方でよくあるのは、ブルンブルン振り回すことと、ランドセルを倒してその上に座ってしまうこと。しっかり作られたランドセルなら、低学年の男の子レベルの力で振り回すぐらいでは壊れません。でもドスンと勢いよく座ると、座り方によっては型崩れをおこしてしまうかもしれません。ただ、そのことも多くのメーカーは想定済み。各社、本体側面に型崩れ防止のさまざまな芯材を入れています。よほどのことがない限りぺしゃんこにはならないでしょう。

とはいえ、クラリーノ・タフロックも型崩れ防止の芯材も、やんちゃ坊主のアッと驚く使い方に100%対応できるわけではないでしょう。だからこそのやんちゃ坊主なんですから。

クラリーノ・タフロックを選んでもなお壊してしまったというときは、わが子のやんちゃぶりに降参して、修理に出すか新しいランドセルを買ってあげましょう。今どき、そんなに元気な男の子は本当に少ない。将来大器になるかもしれません。そんなふうに考えてみることをおすすめします。

2021/03/12

ランドセルってだいたい似たようなものだと思っていたのですが、ママ友の話だと今はいろんな色やデザインがあるし高級なものからすごく安いものまであるみたい。ファッションと同じで迷いそうなので、まずは絶対に買ってはいけないものがあれば、教えておいてください。(32歳、女児のママ)

品質保証のないランドセルはNG

●怪しげなネットショップはご用心

「買ってはいけないランドセル」とは、子どもが使ってトラブルになる可能性が高いランドセルのことだと思います。使うのが子どもですから、いいかげんな造りだったり素材が粗悪品だったりするものは、大人以上に避けるべきですよね。

ただランドセルの場合、子どもの体にダメージを与えたといった問題が起きたら、子ども向け商品だけに大騒動。売る側に大きなダメージを与えますから、粗悪品はそれほど多くは出回っていません。ただネットショップには怪しげなお店もあるので、きちんとどんなお店がチェックする必要があります。

●修理保証がついていたら大丈夫

「買ってはいけないランドセル」を避けるいちばんの方法は、6年間の修理保証がついているかどうかです。業界団体であるランドセル工業会の修理保証のタグはランドセルそのものについているのでチェックは簡単です。ほかにメーカー独自で同じような修理保証を付けているところもあるので、その場合もOKです。

ただ、この保証のないランドセルがすべて「買ってはいけないランドセル」になるわけではありません。社会的に信頼できるメーカー・工房が作っているランドセルであれば、ほとんどは6年間持ちます。

気をつけるべきは価格が1万円程度かそれ以下で保証のないランドセルと、型落ちで安くなっているランドセルです。たとえば5年前に発売されたランドセルが得体の知れないネットショップで激安で売っているかもしれません。人工皮革の場合、素材メーカーの品質保証期間は10年程度ですから、5年前の商品であれば、残りは5年。6年生まで持ちませんから、この種の型落ち商品も「買ってはいけないランドセル」に入るでしょう(型落ちでも1、2年前のものなら大丈夫ということ)。とはいえランドセルを多数売っているリアル店舗やネットショップなら、こうしたことはほとんど行っていません。

あとは、オークションやフリマで中古のランドセルを購入する場合。これは「買ってはいけない」かどうかわかりませんが、ともあれ自己責任というしかありませんね。

2021/03/08

友達のお姉さんの刺繍付きランドセルをみて以来、娘は小学生になったらこういうの!と夢見ているようす。逆に高級志向の姑は、老舗工房の牛革を買ってやると決めています。刺繍付きの牛革はないようなので、どうしたらいいのかと…(35歳、女児のママ)

背負う本人がほしいランドセルがいちばん

確かに女の子にはかわいらしい刺繍がついているランドセルが人気です。そして刺繍があるのは人工皮革がほとんど。素材の性質の違いで天然皮革のランドセルはほとんど刺繍がありません。

そこで最初に申し上げたいことは、大人であれ子どもであれ、使う本人が気に入ったものを選ぶのがいちばんということです。ただ、子どもはすぐに気が変わるから…と思うのであれば、お子さまの気持ちがどれくらいのものか、いろいろなランドセルを見せてチェックしてみてはいかがでしょう? 特に女の子は、この年令でもしっかり自分の好みを語れる子が多くいます。ママの趣味とバッティングしてけんかしている光景もランドセル売り場ではよく見かけます。

そんな娘さんの気持ちを把握したうえで、お姑さんに正直に告げることです。関係が良好でない場合は難しいかもしれませんが、もしそうなら、お姑さんも一緒にランドセルを見に行く機会を作ってみてください。遠方で無理ならば、娘さんが直接おばあさまに、こんなランドセルがほしいと告げられる機会を作ってみてください。さすがのお姑さんも、かわいい孫に直接言われると降参してしまうかもしれません。

意地悪く最悪のケースを想像してみると、「あなたの育て方が悪いから、こんな下品なランドセルをほしがる子になった」なんて嫌みを言われる可能性もなきにしもあらずですが、そこはじっとガマン。我慢して聞き流して、娘さんがほしがるランドセルを買ってあげてください。子どもの気持ちを誰よりもわかってあげられるのは、親です。そして姑とママの関係より、娘とママの関係のほうがずっと大事です。

とはいえランドセル選びで、お姑さんとの関係を悪化させるのもよくありません。お姑さんの気持ちを逆立てないように、大人な対応をしておきましょう。たとえば、心にもなくても、「娘がわがまま言って申し訳ありません」と言っておくといった感じで。

2021/03/05

初孫のせいか、こちらからお願いする前に両方の祖父母が、「ランドセルを買ってあげる」と言ってきました。こういうとき、どうするのがいいんでしょうか? 2つ買ってもらうわけにもいかず、なんか気が重くなってしまいます。(41歳、男児のママ)

片方にランドセル、他方に同等の贈り物をお願いするコツ

●費用だけ出してくれるのかどうか?

3世代の関係性はさまざま。双方の祖父母ともざっくばらんに話ができるなら、片方に買ってもらい、他方には違うものをお願いすればいいわけですが、そういうケースは案外少ないようです。

ただ、気を遣ってしまう祖父母であっても、孫の新入学をお祝いしたい気持ちは本音です。ですから、どちらかを選ぶことで関係性が悪化しないように、上手に交通整理していただきたいと思います。

その前に、大事なことを確認しておきましょう。それは、祖父母の意向が、ランドセル選びは親子に任せ、費用だけ出してくれるということなのか、それとも祖父母も一緒にランドセルを選びに行きたいということなのか、はたまた祖父母が独自に選んで購入してプレゼントしてくれるということなのか、ということです。

その際、いちばん優先したいのは、主役である子どもの気持ちです。

●祖父母の感覚をチェック

祖父母だけで選んだものをプレゼントされても、子どもが喜ばない可能性があります。ランドセル事情は変化していますから、高齢の祖父母だと今の時代にそぐわないものを選んでしまうかもしれません。たとえば、人工皮革は天然革に比べて品質が悪いという昔の通説を今も信じている方もおられます。

祖父母の感覚がずれていると感じるときは、ぜひランドセルナビ作成の小冊子「ランドセル購入作戦」をじいじ・ばあばに見せてください。また「ランドセル3000人アンケート」のページもおすすめです。

そして、「今の子は、自分の気に入ったモノでじゃないとダメなんですよ」といった言い方で説得して、お金だけ出してもらうか、3世代一緒に選ぶスタイルにもっていきましょう。

●関係が悪くならない言い方でランドセル以外のものを

さて、そのうえで、どちらの祖父母に買ってもらうか? 交通整理の方法を考えてみました。

両方ともお金だけ出してくれるということなら、両方に、「ランドセル購入にあてました」と言ってごまかすこともできます。でも、それって、いつ何時ばれるかもしれませんから、やっぱりダメですよね(お子さまがうっかり話してしまう可能性大)。

そこで、「あちらのばあばも買ってくれるということなので、できれば他のものにしていただけませんか? 小学生になるとランドセルのほかにもいろいろ物入りで…」と、同程度の費用がかかるものをお願いするのがいちばんだと思います。どちらを選ぶかは、関係性で選択してください。

ランドセル以外で必要なものとは、たとえば勉強机、本棚、ランドセルラック、入学式のファッション、家庭学習セット、それに入学と同時に塾に行くならばその費用など、本当にいろいろあります。どれかを援助してもらえれば、本当にありがたいものです。

お子さまが、どちらかのばあば・じいじと一緒にランドセルを買いに行きたいというケースもあるでしょう。そういうときは、その気持ちを尊重してあげましょう。そして他方の祖父母には、親の力量でうまく言いつくろうことも必要です。「実は、この前会ったとき、そんな話になりまして…。本人がその気になっているものですから、申し訳ないのですが…」と。さらに、「実は、うちの子、小学生になるんだから○○○をほしいと言っているんです」いうふうに話をつなげていくとよいと思います。

ランドセルナビは、ランドセル選びを単なる商品選びとは思っておりません。わが子の新入学というとても大事なイベントを象徴するのがランドセルです。入学前のワクワク感を高め、学びの世界に入っていくわが子にエールを送るランドセル選びなどの入学準備に、ばあば・じいじも参加してもらい、より大きな喜びを3世代で分かち合っていただきたいと思います。

2021/03/01