【モノの準備6】ランドセルカバーは必要? 買うならいつ?
【主な内容】
1,急いで買う必要なし。入学後に様子を見てから買おう。
2,ランドセルカバーは、カブセ(フタ)だけにつける通常のものと、雨天用のランドセル全体を被うレインカバーの2タイプがある。
3,買うときは、ランドセルのサイズとあっているかを必ずチェック。
4,汚れ防止目的だけか、おしゃれ感も必要かで選び方が変わってくる。
5,ランドセルとカバーの間に水分がたまるとダメージが。濡れたときは、カバーをはずして乾かしておこう。
ランドセルカバーは入学後に買おう
ランドセルカバーも入学前に買っておかなければ!と思う方が多いようですが、ランドセルナビは、入学後のほうがいいと思っています。小学生になった喜びを体現するピッカピカのランドセル、最初の1か月ぐらいはカバーなしで使ってみてはいかがでしょうか。
ランドセルと同じメーカーのカバーを買ったりプレゼントされた場合や、学校から交通安全カバーを支給された場合は別として、これから6年間背負い続けるランドセルの最初の印象を、お子さまにもしっかり心に刻んでもらいたいと思うのです。
ランドセルナビがおすすめしている6年間修理対応のランドセルは、革表面に汚れ防止加工が施されていて、通常の使い方では、見た目を損なうほど汚れが染み込むことはまずありません。3年以上ランドセルを使ってきた高学年の子どもたちのランドセルを見てみてください。すごく汚れていたりキズがついているランドセルはとても少ないでしょう。
入学後1か月くらいはカバーなしで使って、お子さまの使い方や登下校の環境などをチェックしたうえで“やっぱりカバーが必要”と思ったら、うちの子にはどんなものがいいかしら?と考えてみてください。交通安全カバーが学校から支給される場合は、そのカバーの装着がいつまでなのかも把握しておきましょう。
※注意:ここでお話ししているランドセルカバーとは、カブセ(フタ)に差し込んで使うのカバーのこと。ランドセル全体をすっぽり被う雨よけのレインカバーとは別物です。雨よけのレインカバーについては、昨今の異常気象を考えると大雨の日も増えそうなので、ひとつは用意しておいたほうがいいと思います。
買う前にサイズをチェック
ランドセルとは別のところでランドセルカバーを買うときは、必ずサイズのチェックしてください。ランドセルの大きさはメーカーによって微妙に違うので、カブセ(フタ)のタテとヨコの長さを測り、カバーが小さすぎないか大きすぎないか確認を。装着方法がランドセルに合っているかも確認しましょう。
最近人気の半カブセのランドセルの場合、一般的な全カブセ用のカバーだとうまく装着できない可能性があります。ランドセルのメーカーか、ランドセルカバーを売っているお店に相談してみましょう。
今、ランドセルカバーで人気なのは、ランドセルの見た目をそのまま生かす透明タイプです。全体は透明なビニール状で、ふちに色や柄があったり、ワンポイントの飾りがついているタイプ。ランドセルのデザインを生かしながら汚れ防止を目的としたものですから、ビニール部分の透明度が命です。
ただビニールという性質上、透明部分が白く曇ってくる白化現象は避けられません。それぞれの商品で白化現象の進行は違います。○年以内に白化してきたら新品に交換しますという「○年間白化交換保証」をつけて品質を保証している商品もあれば、なんの保証もなく1か月使っただけで曇ってしまう商品もあります。購入時には、サイズとともに品質も確認したいですね。もちろん価格との兼ね合いでもあります。数か月ごとに買い替えるなら、あまり考える必要はないかもしれません。
イメチェン目的のカバーも楽しい
ランドセルをすっぽり隠す色つきのものや全面柄つきのカバーもあります。これらは、ランドセルのイメチェンに有効利用しましょう。おしゃれ目的のほか、安全目的や、遠くからでもランドセルを背負うわが子がすぐにわかるといった効果も期待できます。
気を付けたいことは、ランドセル本体についている安全のための反射材の効果が、カバーをすることによって弱まってしまうこと。できれば反射材がついているランドセルカバーを選ぶといいですね。
時々カバーをはずしてみよう
どんなランドセルカバーでも、使うときに気をつけていただきたいことがあります。カバーをつけたために起きてしまうトラブルです。
雨などの水分がカバーとランドセルの間に入ってしまったら、一度カバーをはずして水分を取り除いてください。水が入ったまま長時間放置すると革がふにゃふにゃになったり、色がはげてきたり、より長く放置しておけばカビがはえたり…と、カバーだけでなく、ランドセル本体にダメージを与えてしまうことがあります。天然皮革でも人工皮革でも同じです。
おとなのかばんと同じで、湿気は革にダメージを与えます。カバーなしでも、ランドセルは濡れたらササッとカラ拭きしておくのが原則ですが、カバーがついていると、うっかり湿ったまま放置しがちなので注意が必要です。
2024/12/16