2026年の入学をハッピーに!わが子基準の「入学準備」
物の準備より心の準備
わが子が小学校に入学する年齢に達したころ、多くの親は人生でもとても忙しい時期を迎えています。毎日が慌ただしく過ぎていく中、入学準備を考えるとさまざまな悩みや迷い、焦りが生じてきます。これが“小一の壁”。でも待ってください。そんなマイナスの感情にとらわれる前に、小学校入学まで育ってくれたわが子のこと、うれしくはありませんか? いろいろあったけど、よかったなぁって思いませんか? そんな思いこそ大事にしてほしいのです。
ちょっと、こんなふうに考えてみてください。
入学準備でいちばん大事なのは、モノを揃えることでも先取り学習させることでもなく、親子一緒に、新しいステージへのステップアップの「心の準備」をすること。
小学校入学へのワクワク感を親子で共有するように心を切り替えましょう。小学校ってどんなところかな? 小学生になるとどんなふうに毎日が変わるのかな?と、親子で話してみるのもいいですね。
“ラン活”の目的も同じ。小学生になったら、これを背負って学校に行くんだ…という夢をふくらませて、親子一緒に選ぶことこそが大切。ママ友情報にふりまわされず、わが家独自のペースで入学直前の3月までに買えばいいのです(ランドセルは1年中売っています)。もちろんその他の入学準備グッズも同じです。
親自身が入学への期待を膨らませる
入学準備で優先させたい「心の準備」は、子どもの心より、ママ・パパの心のほうから始めましょう。親の心に潜む不安や焦りは、子どもに伝染するからです。今、不安に思っていることをはっきりした言葉にしてみてください。そして自分たちだけで解決すべきか、誰かに相談すべきか、考えてみましょう。ママ・パパの心の中が漠然とした不安や焦りで支配されないようにしてください。いろいろあるけど、基本、わが子の小学校入学はうれしい…といった気持ちこそ大事にしてください。
最近、“小一の壁”という言葉とともに、“小一プロブレム”という言葉もよく使われています。主に小学校入学後、集団行動の規律が守れず授業に集中できないといった現象のことをいいますが、これが大きな心配になっているママ・パパも案外多いようです。でも、これこそ入学してみなければわからないし、子どもは半年で大きく成長します。どうしようと不安にとらわれるより、きっとうまくいくと、わが子を信じる気持ちを大事にしてください。
以上が、ランドセルナビが専門家や先輩ママを取材して得た「入学準備」の基本的な考え方です。そのうえで、これからより具体的な「入学準備」のあれこれについてレポートをしていきます。
パートは、「親の心の準備」「子どもの準備」「モノの準備」の3つに分かれます。「モノの準備」は、3つの中ではいちばん後回しにして大丈夫(但し特定ブランドのランドセルの指名買いは早めに)。入学する学校の説明会に参加しないと、本当に必要なものが何かはわからないからです。とはいっても、これから来年の春まで、いろいろと気になることは増えてくるでしょう。そんな思いにお答えするために、さまざまな記事を掲載していきますね。
2025/09/08
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1. 親の心の準備
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2. 子どもの準備
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3. モノの準備