【モノの準備5】入学用品の名前付け。うんざりしない方法は?
うんざりしない方法を見つけることが大切
入学説明会に行って新入学がリアルに感じられる頃、ママ・パパが気に病むのが「名前付け」。鉛筆・消しゴム・体操着はもちろん、すごく小さい算数セットまで1個1個名前を入れなくてはなりません。それで多くの人が名前付けと聞いただけでうんざりしてしまうのですが、少数派とはいえ、新入学のワクワク感で名前付けを楽しんでいる人もいます。
ランドセルナビは、できることなら名前付け作業を親子で一緒に楽しんでもらいので、コチラでは、名前付けを楽しいイベントにする提案もしています。が、まずはうんざり解消の工夫からお伝えしましょう。
新一年生の名前付けは、昭和の昔から毎年日本全国の新一年生保護者が体験していること。だから、文房具店にも100円ショップにもネットショップにも、名前付け用の便利グッズやサービスが、たくさん出回っています。事前にお店やネットをチェックしたり、先輩ママの経験談(成功・失敗)を聞いておきましょう。ネットでは、「小学校入学 名前付け」「入学準備 名前つけ」などで検索すればすぐにいろんなページを見つけることができます。
こうした事前調査で、これなら簡単!と思える商品が見つかる可能性大。多種多様な商品の中から自分に合ったものを選べば、作業自体は丸1日で完了するでしょう。ただし名前付けでは、細かい作業、文字の手書き、手作り(裁縫など)の得意・不得意が大きく影響します。経験談を聞く際には、そのあたりが要注意です。
基本はスタンプとシール、油性ペン
現在、多くの人が選んでいるのは、お名前スタンプとお名前シールです。この2タイプを、名前を付ける各種アイテムのサイズにあわせて複数用意しておけば、ほとんどのものに対応してくれます(体操着などの布製のものは除く)。極小の算数セット専用のシールもあります。
お名前スタンプは、固有の名前を注文して購入するタイプと、ひらがなを自分で組み合わせていろんな名前を押せるタイプがあります。どちらがいいかは、きょうだいや他の用途にも使いたいかどうかで判断しましょう。
お名前シールも、形状や色の違い、デザインなどさまざまですが、大事なことは書いた名前がかすれたり消えたりしにくいこと。防水タイプのものが安心です。小さいものに貼るとき、あると便利なのがピンセットやつまようじ。あらかじめ用意しておきましょう。
名前を書くときは、必ず油性のペンを使うこと。油性のサインペンは、細字と極細は必ず用意しておくようにしましょう。
体操着や弁当の袋など布物への名前付けは、手縫い、アイロンシールを使う方法、布に油性ペンで書く方法など、いろいろなやり方があります。学校からのおすすめがあればそれに従い、そうでなければ上手にできそうと思う方法を選択しましょう。
名前を入れる位置ややり方に指定がないのであれば、タグにシールを貼ったり布の折り返し部分に書き込むことで、ごくごく簡単にすませることも可能です。得意でもないのに手縫いにチャレンジすれば、ストレスになるだけ。子どもだって、そんなこと望んでいません。
家族で名前付けパーティを開いてみませんか?
ランドセルナビは、この名前付け作業を、入学前の楽しいイベントにできればいいなと思っています。ある日曜日に、ママもパパもお子さまも参加する「名前付けファミリーパーティ」を開くイメージです。もちろんこの年令の子どもに、実際の作業ができるわけはありません。でも、ママやパパが自分のために名前付けをやってくれた、楽しそうにやってくれた……というのは、素晴らしい思い出になると思いませんか?
「忙しいのに、こんな面倒なことをしなくちゃならない!」なんてママが愚痴を言っていたら、いやな気分は必ず子どもに伝染します。親としては「やだやだ」と言いながらも、心の中には子どもの成長を祝う気持ちがあるのですが、言葉に出るのは「やだ」のほう。それくらいなら、子どもに、一緒に名前付けをやろうと言ったほうがいいと思いませんか? 面倒なことだと、わが子にわかってもらうこともできます。
そんな「名前付けパーティ」に開催するとき、大事なことは、大人だけで行う事前準備です。
名前付け作業に必要なグッズをもれなく用意しておきましょう。そして具体的なやり方を頭の中でイメージして必要なもの(名前付けグッズやペンのほかに、ピンセットやつまようじ、下に敷く紙や布など)を事前に揃えておきます。これで全作業の半分以上は完了したも同然です。そんな準備の手順は以下のとおり。
1,名前を付けるアイテムのリストを作成。全部、きちんと名前と数を書いておきましょう。
2,アイテムごとに、どんな名前付けグッズを使うかを決める(ママ友やネット情報をチェック)。
3,アイテムごとにサイズを測って、適切な大きさの名前付けグッズを購入。
4,名前付けグッズの使い方を確認して、どの位置にどのように名前を付けるかを、アイテムごとに決める。
5,名前付けの際に必要になるその他のアイテム(ピンセットやつまようじ、下に敷く紙や布、アイロンなど)を用意。
以上のことを事前にやっておけば、名前付け自体は、そんなに面倒にならないし、失敗も少なくなります。準備の段階でやり方が具体的にイメージできるようになっているので、心にも余裕ができます。
子どもと一緒でなくても、これだけの準備をしてておけば、実際の名前付け作業はぐっとスムーズになるはずです。「やだやだ」と思わず、名前を付けながら、入学式やその後のわが子の成長を想像する余裕が持てるといいですね。実際、子どもの世話はこれからどんどん減っていくのですから、名前付けも、入学前の思い出作りのひとつとして楽しんでみていただきたいと思います。
2024/12/10