土屋鞄製造所
どんなメーカー?
丈夫で美しく、使うほどに愛着がわくランドセルを職人がていねいに手作り
おしゃれなお母さんたちから絶大な支持を集めているのが土屋鞄製造所(以下、土屋鞄)です。特に地元・東京での人気は高く、ランドセルナビが2018年に東京在住者を対象に行ったアンケート調査では、土屋鞄のシェアは第2位。ランドセル探しを始めた人たちから絶大な支持を集めている工房系のメーカーです。
ランドセルの製造を始めたのは1965年。最初は11坪ほどの作業場に、職人が一人とミシンが一台あるだけの工房でしたが、「6年間を支える丈夫さ」にこだわった創業者の姿勢に共感した職人や技術スタッフなどが集まり、規模を徐々に拡大。試行錯誤を繰り返しながら、「丈夫で美しく、使うほどに愛着のわく」ランドセル作りの技術や知識を蓄積していきました。また、ランドセル製造で培った確かな技術をもとに大人向けの鞄や財布などの製造にも乗りだし、革製品愛好家の間でも高い評価を受けています。
土屋鞄では人工皮革のランドセルも製造していますが、やはりメインは本革製ランドセル。売上ベースでみると、約80%は牛革やコードバンなどの本革製です。それを作る職人は現在、20代から70代のベテランまで約120名。工房系としては規模が大きくなりましたが、高い技術と手作りへのこだわりは連綿と受け継がれています。まさに「ていねいなものづくり」。こうした姿勢が、「土屋ランドセル」の人気を支えているのです。
※店舗で実物を見たいと希望する方は、こちらの予約ページから予約してください。
ランドセルへかける情熱
ランドセルは思い出の器。ただものを運ぶ鞄ではありません
「6年の時をともに過ごすものだから、使うほどに愛着のわく、品格のある鞄を届けたい」
土屋鞄の創業者、土屋國男氏の言葉です。土屋鞄のランドセルは、土屋氏のこの思いから生まれました。
ランドセルは子どもがはじめて使う、本格的な鞄。しかも、ただものを運ぶ鞄ではありません。両親や祖父母と行ったランドセル選びの思い出、小学校入学後の思い出など、さまざまな経験をするたびにたまっていくかけがえのない思い出が詰まっているのです。
土屋鞄では、ランドセルの持つそうした側面について、「思い出の器」と呼んでいます。だからこそランドセルは「本物」でなければならない。これが土屋鞄のランドセル作りにおける基本姿勢なのです。
良質な素材を選び、ていねいにひとつひとつ手作りをするのも、「本物」を届けるためなのです。そのためには手間を惜しみません。たとえば耐久性と軽量化を両立する内部の補強材。材質と形状の最適化を行い、タテとヨコ、どちらから衝撃が加わっても型崩れしにくい形を採用しました。強度の必要な肩ベルトの取り付け部分は太い糸でしっかりと手縫い。ベルト通しの輪も革を折り返して縫うなど、耐久性を向上させています。
ミシン目にも小さな配慮がありました。正確に縫ってあるのは当然ですが、それだけではなく、縫う場所によって糸の太さや縫い目の幅を変えることで、平坦な面でも奥行きをつくり、立体的な表情がでるように仕上げているのです。
土屋鞄のランドセルは、デザインやカラーが話題になることが多いのですが、ぱっと見ただけではわからない部分にも、「丈夫さ」と「美しさ」へのこだわりが詰まっているのです。
どんなランドセル
シンプルで品のあるたたずまい、高い品質と豊富なカラーで親子を魅了
シンプルで品のあるデザインに個性的なカラーをまとった、美しいランドセルです。基本デザインはシンプルな学習院型で、基本機能や耐久性に関しても申し分ありません。
また、ヘリンボーンと呼ばれる幾何学模様をあしらった「SHAPE」(シェープ)シリーズや、色選びの自由度を広げる「RECO」(レコ)シリーズを発売するなど、新たなデザインにも積極的に取り組んでいます。
素材 | 素材は牛革とコードバン、クラリーノ®・エフの3種類が使われています。牛革とコードバンは表面の防水性を高めており、クラリーノとともに、ふだんのお手入れは不要です。ただし、同じ牛革モデルの中でも「ヌメ革」と「SHAPE」は防水加工がないため、定期的なお手入れが必要です。 体に直接触れる背当てや肩ベルトの内側には、全モデルでソフトな牛革が使用されています。また、背当てのクッション材には弾力性の違う二つのウレタンを使用して身体への負担をやわらげています。 |
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サイズ | A4フラットファイルサイズ対応 |
各部の特徴
★曲線を取り入れて優しい印象に
やわらかな弧を描くステッチに、丸みを持たせた輪郭。背あてのパーツや肩ベルトの形状など、曲線は随所に。曲線をさまざまな場所に取り入れることで、角張ったランドセルに優美な印象をまとわせています。また、カブセの縁につけられた膨らみは、芯材を入れて立体感を出す「肉盛り」という技法が使われています。平面にアクセントを加えることで陰影がつき、奥行きのある表情になりました。
★目立たないけれど持ちやすい持ち手
試作を重ねて完成させた、土屋鞄オリジナルの持ち手。握りやすさや耐久性に加え、凛とした佇まいのランドセルになじむよう、存在感を抑えたデザインに。縁の仕上げには大人向けの鞄の技術を使い、品良くまとめあげられています。
★すり切れにくく加工したベルト通し
「指革」と呼ばれるベルト通しは擦り切れやすい部品。そこで革を折り返して二重にし、その上からミシンを掛けて強度を上げます。端を折り返すことで革の切れ目が隠れるため、見た目もきれいに仕上がります。
- 価格帯
- 64,000円~140,000円
- 保証・アフターケア
- 6年間の品質保証付き。お子さまの取り扱い不良による故障や故意による破損も無料で修理。ただし、使用するうえで支障をきたさない傷や落書き、自然災害や火災などでランドセルが消失してしまった場合は、無償修理の対象外となります。保証内か気になるものは、まずはお客さまサポート係に相談してみてください。
土屋鞄製造所の「ここが魅力」!
シンプルだけど品のあるたたずまい、職人のていねいな手仕事、そして洗練されたカラーは他では得にくい大きな魅力。使い込むほどに愛着がわきます。社名 | 土屋鞄製造所 |
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本社 | 東京都足立区西新井7-15-5 |
TEL | お客さまサポート係:0120-907-647(平日10:00~17:00 ※年末年始休業・臨時休業有り) |
店舗 | 【工房併設店舗】 ・西新井本店 東京都足立区西新井7-15-5 ・軽井澤工房店 長野県北佐久郡軽井沢町発地200 ※その他全国各地に店舗があります。詳しくは店舗情報のページをご参照くください。 |