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わが子基準の「入学準備」

【モノの準備2】入学準備グッズの購入時期と心構え

ランドセル以外は、入学説明会後に用意

「入学準備」と聞いて最初に思い浮かべるのは、ランドセルなどさまざまなモノの準備という人が多いようです。たくさん用意しないといけないのよね…とうんざりしちゃう人も。

でも、実際には、それほど多くはありません。しかも通う学校によって違ってきます。ランドセル以外の入学関連グッズは、公立小学校の入学説明会(1月~2月実施)に参加してから用意するほうがいいでしょう。

この説明会で用意してくださいと言われるものは、上履き、体操着、筆箱や筆記用具、防災頭巾や体操着袋などの袋物など。合計金額は、だいたい2万円ぐらいです(ランドセルを除く)。もちろん高級なものならもっと高くなるし、100均で揃えればぐっと安くなります。

とはいえ、多くのママがいちばん悩むのは、お金のことより、どんなものを用意するかということや名前をつける作業など。想像するだけでも手間がかかりそう…と。でもね、今の時代、名前付け用にさまざまな便利グッズが売られています。ササッとすませる方法はいくらでもあるのです。ただ、わが子のことだから、やっぱり手間をかけてあげたほうがいいんじゃないかと悩んでしまうことも…。

布の袋に刺繍糸で名前を縫い込んであげたいと思ったら、それなりに技術と時間がかかります。布の袋そのものを手作りしてあげたいと思えば、もっと大変です。手作りでなくても、特定のものを選びたいと思えば、販売店や価格など、リサーチに時間がかかることもあります。

入学準備グッズの悩みとは究極、手をかけてあげたいと思う親心と、そうはいっても手間がかかるという本音との葛藤みたいなもの。でも、どこかで決断するしかありませんよね。

周囲に惑わされず、わが家スタイルで準備しよう

まず、気をつけてほしいのは、ママ友情報や子どもがどこかで聞いてきた「○○ちゃんのママは、××してくれるんだって」情報に必要以上に敏感になること。“○○ちゃんちがそうするなら、うちもやるべきかしら?”などと考え始めると、単なるモノの準備に見栄が加わって、より大きな悩みになりかねません。

子どもの好みも家族のかたちも千差万別です。同じ条件の家庭など、ひとつもありません。わが家にはわが家の事情があり、それにふさわしいわが家スタイルがあることを忘れないでください。子どもだって、必ずしも親が手間をかけてくれることを喜ぶとは限りません。それよりは、ウキウキワイワイ、わが家スタイルで入学式を迎える準備をしたほうが、子どもは楽しんでくれます。

わが家スタイルで手間をかけてあげたいと思ったら、年末までにおよその予定だけは決めておきましょう。実際の作業は、入学説明会後だとしても、材料がどこに売っているか、どこで買うのがいいかなど、早めにリサーチしておくのです。子どもがどこかで見てきて、“あれがほしい”なんて言っている場合も、買える場所を早めに調べておく。ママ友に聞いてもいいし、ネット検索も便利です。

愛情の注ぎ方も手間のかけ方も、わが家のスタイルを大事にしてください。もちろん、他の家庭のアイデアでいただき!と思ったことは、参考にさせてもらいましょう。でも、それに振り回されることなく、親が毅然としてわが家のスタイルを貫けば、お子さまにもその気持ちは通じます。逆に、親がいつも周囲の情報に影響されていると、子どもも、周囲の真似をするのがいいんだと思うようになります。

わが家スタイルの入学の準備。このことは、実は、入学説明会で要請されるグッズ以外の入学関連アイテムを考える際に、より大きな影響を及ぼします。

たとえば学習机、ランドセルラック、本棚など。もしかしたら子ども部屋のリフォームを考えている家庭もあるかもしれません。また、入学式に着るフォーマルウエアのことが気になる方も多いでしょう。これらは絶対に必要ではないけれど、大きなお金が動きます。それに親子間、夫婦間、ときには祖父母の意見も入って、どうすべきか揉める可能性もあります。こうしなければならないという決まりがないからこそ、迷ってしまうのです。

次回以降、こうした絶対必要ではないけれど、買ってあげたほうがいいかもしれないと思う入学準備アイテムについてのお話をします。


No1:ランドセル選びで気をつけたいこと
No3:学習机はいつ買う?リビング学習がいい?
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