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わが子基準の「入学準備」

【親の心の準備8】小学校の新入学説明会(学校説明会)は必ず参加

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学校説明会は必ず参加しよう

お正月を過ぎると、公立小学校の学校説明会(新入学説明会)のシーズンです。公立小学校の説明会は、だいたい1月下旬から2月にかけて行われます。参加するのは大半の学校が保護者だけで、子どもは参加しない場合が多いようです。

通常平日に行われるので、共働きのママ・パパが出席する場合、どちらかが休み(半休くらい)をとらなければなりません。それでも、この会はぜひ参加してほしい大事な会合です。急病など不測の事態、やむを得ない事情で出席できないときは、学校に事情を説明すれば個別に対応をしてくれます。

この説明会は、これから子どもの学びと成長を一緒に見守っていく大人たち、先生方と保護者が一堂に会する最初の機会です。保護者の一人として、先生や他の保護者がどんな人たちなのかを知っておく予行演習みたいな会合でもあります。

説明会では、1,入学前に用意しておくべき学用品のこと、2,学校がどのように運営されているのか、どんなルールがあるのか、3,学校運営のために保護者にどんな協力をしてほしいのかなどが、学校側から説明されます。半日程度の会合ですから詳細はわからないとしても、保護者としての心構えを作るうえで、しっかり聞き取っておきたいものです。

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気になることはしっかり質問

説明会に持って行くものは、渡される資料を入れる大きめのバッグ(A4サイズ以上)、事前の通知状を確認して、そこに書いてあるモノ。またこれまでに届いた書類があれば念のため持っていきましょう。

必ず必要なものとしては上履きがわりのスリッパ、靴を入れる袋、それに聞いた話をメモする筆記具とメモ帳です。聞いた話は、覚えておけると思ってもメモしておくようにしましょう。また体育館など寒い場所での説明会の場合は、ひざかけもあったほうがいいかもしれません。

会の内容ですが、詳細は学校ごとに違ってきますが、多くの場合、以下のようなものです。
1、入学前に身につけておきたい生活習慣
2、入学前に揃えておく学用品や上履き、手提げなどグッズの説明
3、入学式の説明
4,学校生活に関する説明(健康管理やアレルギーへの対応、お金の集め方やPTAの話などもあるかも)

いちばん気になるのは2でしょうか。準備しておくべきグッズに関しては、どのような形状のものがいいかや名前のつけ方など、聞き漏らさないようにしっかりメモしておきましょう。なるほど気づかなかったと思うようなポイントもあったりします。

この年代の子どもたちをたくさん見てきている先生方からのアドバイスは貴重です。また、すでにこういうものにしたいと思っているグッズと学校側の説明にズレを感じたら、この説明会で質問をして確認をとっておきましょう。その他子どものことで何か不安があるときは、ママ友情報だけに頼らず、こういう機会に先生方に伺っておいたほうが間違いがありません。

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先生を品定めするのはやめよう

小学校入学は、子どもにとって集団生活のスタート地点。幼稚園・保育園までの子どもの生活は、100%プライベートなものでしたが、小学校入学で変化します。大人になるまでに身につけたい「公私のけじめ」を学び始めるのが、小学校への入学です。

「公私」の「公」とは、大小のさまざまな社会、いわば公共ということ。「公私」の「私」は個人との個別な関係なので互いがOKならそれでいいのですが、「公」は、一個人として周囲の人々や社会、公共のことを考えて行動すべきということを意味します。自分が属する集団全体を考えて行動するには、その集団、この場合はわが子が通う小学校への理解がなければいけません。

わが子誕生から約6年間、子どもとのプライベートな生活に明け暮れて、「公私」の「公」の感度が鈍っているママもいるかもしれません。だとしたら、新入学説明会は、忘れていた「公」への対処法を思い出す、いい機会だと思います。

中には説明会で説明を聞くことより、この学校の先生はどんなレベルかとか、保護者はどんなランクが多い?といった品定めに夢中になってしまうママもいたりします。なぜか高学歴のママに多いようなのですが、そんな話の仲間には絶対にならないでください。

入学することが決まっている学校関係の人の品定めをしたところで百害あって一利なし。そんな親の思惑が子どもに伝染すれば、小学校生活を最悪の形で始めさせることにもなりかねません。難関大学出身の先生のほうが子どもをうまく指導してくれるとは限らないし、お金持ちやセレブな職業の保護者が多いからといって、その学校が楽しく円滑に運営されているわけでもありません。

子どもを真ん中においた、先生と保護者という大人の関係がこれから始まります。これまでに経験してこなかった人間関係かもしれませんが、大事なことは、会社などの「公」と同じで、互いを尊重したコミュニケーションです。

どうも好きになれない先生や苦手な保護者の人とも、一緒に作業する機会が出てくるかもしれません。そういうときは、「公私」の「公」、つまり自分の子どもを含めた生徒全体、学校全体がうまく機能するように、自分には何ができるかな、誰に協力を頼めるかなという気持ちで考えてみるといいと思います。「公」は、「私」と違って全人格をかけてつきあう必要はなく、同じ目的の者同士の限定的な人間関係にとどめることが可能な大人の関係です。そんな親の姿を子どもに見せることも、親だからこそできる大事な役割だと思います。


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