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わが子基準の「入学準備」

【親の心の準備8】小学校入学前の学校説明会は、とても大事です

学校説明会は必ず参加しよう

お正月を過ぎて、公立小学校の学校説明会のシーズンになりました。公立小学校の説明会は、だいたい1月下旬から2月にかけて行われます。参加するのは大半の学校が保護者だけで、子どもは参加しない場合が多いです。

通常平日に行われるので、共働きのママ・パパが出席するとなると、どちらかが休み(半休ぐらい)をとる必要がでてきます。それでも、この会は親のどちらかがなんとかして参加してほしい大事な会合です。学校の方針を把握することができますし、先生方のようすや一緒に入学する子どもたちの親御さんを知ることもできます。もちろん急病などの不測の事態で出席できないケースもありますが、そういう場合は事情を説明すれば対応をしてくれるはずです。

さて学校説明会は、これから子どもの学びと成長を一緒に見守っていく大人たち、つまり先生方と保護者が一同に会する最初の機会です。保護者の一人としては、先生や他の保護者がどんな人たちなのかを知っておく予行演習みたいな会合でもあります。子どもが通う学校がどのように運営されているのか、そのために保護者にどんな協力をしてほしいのかなどが、学校側から説明されます。半日程度の会合ですから詳細はわからないとしても、保護者としての心構えを作るうえでとても参考になるでしょう。

幼稚園・保育園までの子どもの生活は、100%プライベートなものでした。それが小学校に入学することで変化していきます。大人になるまでに身につけたい「公私のけじめ」を学び始めるのが小学校への入学です。「公私」の「公」とは、大小の社会、いわば公共ということ。「公私」の「私」は個人との個別な関係で成立していますから、互いがOKならそれでいいのですが、「公」は、一個人として周囲の人々や社会、公共のことを考えて行動すべきということを意味します。自分が属する集団全体を考えて行動するには、その集団への理解がなければいけません。子どもは小学校入学とともに、みんなのために自分はどうしたらいいのかな?と考えることを学ぶ新しいステージに入っていくのです。

先生を品定めするのはやめよう

昨今、集団の中では個性が疎外される、個人が犠牲になるといった側面が強調されることが多いですが、人間は社会的動物ですから、誰でも集団行動が必要になることがあり、集団の中での対処法を知っていないと個人としても損をしてしまいます。誕生から小学校入学までの約6年間、子どもとのプライベートな生活に明け暮れて、こうした感度が鈍っているママもいるのではないでしょうか。そんなママにとって、学校説明会は、忘れていた「公」への対処法を思い出すいい機会でもあると思います。

そして気をつけたいのが、この学校の先生はどんなレベルの人なのかな、保護者のほうはどんなランク?などと、学校説明会を先生や保護者の品定めのチャンスだと思ってしまうこと。高学歴のママに多いようなのですが、これは絶対にやめましょう。すでに通うことが決まっている学校をめぐる大人たちの品定めをしたところで百害あって一利なしです。それに、そんな親の思惑が子どもに伝染すれば、小学校生活を最悪の形で始めさせることにもなりかねません。

難関大学出の先生のほうが子どもを上手に指導してくれるとは限らないし、お金持ちやセレブな職業の保護者が多いからといって、その学校が円滑に運営されているとも言えません。大事なことは、子どもにとってよりよい学びの環境を、大人同士の連携で作っていってあげること。そのために、先生方や他の保護者と協力して、自分にはどんなことができるだろう?という姿勢で、学校説明会など大人同士の会合には臨んでほしいと思います。

気になることはしっかり質問

ところで、説明会に持って行きたいものは、渡される資料が多いので、それを入れる大きめのバッグ。上履きがわりのスリッパ、靴を入れる袋、それに聞いた話をメモする筆記具やメモ帳もあったほうが安心です。体育館など寒い場所での説明会の場合は、ひざかけもあったほうがいいかもしれません。

そして、会の内容ですが、詳細は学校ごとに違ってきますが、多くの場合、以下のようなものです。 1、入学前に身につけておきたい生活習慣
2、入学前に揃えておく学用品や上履き、手提げなどグッズの説明
3、入学式の説明
4,学校生活に関する説明(健康管理やアレルギーへの対応、お金の集め方やPTAの話などもあるかも)

ママ・パパがいちばん気になる、2の準備しておくべきグッズ類に関しては、どのような形状のものがいいかや名前のつけ方など、しっかり聞いていると、なるほど気づかなかったと思うようなお話があったりします。この年代の子どもたちをたくさん見てきている先生方からのアドバイスは貴重です。また、すでにこういうものにしたいと思っているグッズと学校側の説明にズレを感じたら、この説明会で質問をして確認をとっておいたほうが安心です。

子どもを中心に置いた、先生と保護者という大人の関係がこれから始まります。これまでに経験してこなかった人間関係かもしれませんが、大事なことは、他の場合と同じで、互いを尊重したコミュニケーションでしょう。どうも好きになれない先生や苦手な保護者の人とも、一緒に作業する機会が出てくるかもしれません。そういうときは、「公私」の「公」、つまり自分の子どもも含めた生徒全体、学校全体がうまく機能するように、自分には何ができるかな、誰に協力を頼めるかなという気持ちで考えてみるといいと思います。「公」は、「私」と違って全人格をかけてつきあう必要はなく、同じ目的の者同士の限定的な人間関係にとどめることが可能な大人の関係です。そんな親の姿を子どもに見せることも、親だからこそできる大事な役割だと思います。


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