Menu

ランドセル選び方Q&A

ランドセルはいくらくらい?素材によって価格が変わる?

1万円台のランドセルもないことはありませんが、一般的には、3万円台後半から10万円ぐらいまでのランドセルが主流です。では、どれくらいの値段のランドセルが売れているのでしょうか。

中心価格帯は数年前までは4~5万円台と言われていましたが、ランドセルの価格は少しずつ上がっています。ランドセルナビが東京全国でアンケートをして調べたところ、2019年時点で、5万円から7万円のランドセルを購入している人が、最も多いようです。

ランドセルの価格帯

もちろん、使われている素材によっても、値段は違います。クラリーノなどの人工皮革が最も安く、天然皮革、いわゆる「本革」は高くなります。おそらく、材料費は5~10倍くらいは違うでしょう。

天然皮革には牛革とコードバン(農耕馬のお尻の革)がありますが、コードバンのほうがずっと高くなります。天然皮革をたくさん使えばその分、コストが上がりますから、カブセも本体も本革製のモデルは、当然高くなります。カブセのみ天然皮革のモデルは、人工皮革と総天然皮革の中間くらいの値段となります。

2019年時点でみると、素材ごとの価格は下記の通りです。

●人工皮革:7万円以下
●本体は人工皮革、カブセのみ牛革:4~7万円台
●総牛革:6万円~12万円前後
●本体は牛革、カブセはコードバン:8万円~15万円前後
●総コードバン:12万円以上

あくまでも、おおよその目安と考えてください。人工皮革は素材の価格差があまりないのですが、天然皮革の場合、なめし方法や革のランクによって、大きく値段が変わるからです。また、高級な素材を使ったものは、手間をかけて作る高級品です。そのため、一般的なコードバン製よりも高い牛革製もあります。よく売れている一般的なランドセルの場合、人工皮革は6万円以下、本革製は6万円以上といった傾向です。

素材以上に価格を左右するのが、そのランドセルのブランド力です。地元のカバン店や工房などでは4万円台から6万円台で本革製を売っているところもありますし、総コードバンでも10万円前後の製品があります。ところが有名な工房系となると、同じ内容のもので1万円以上、高くなる傾向にあります。

一般的には安い人工皮革でも、有名なスポーツブランドやファッションブランドの名前を冠したモデルは、ブランド価値のために10万円を超える商品もあります。中には、20万円のランドセルもあるほどです。

本革製や、有名ブランドのランドセルは確かに良いものです。かわいい孫に良いランドセルを買ってあげたいと願うおじいちゃん、おばあちゃんは「牛革かコードバンじゃなくちゃ」と考えるかもしれません。しかし、ランドセルの品質は、素材やブランドだけで決まるものではありません。

また、子供は素材のことなど気にしません。本革製ランドセルには、天然の牛革やコードバンならではの良さがありますが、人工皮革も本革と見まごうほどの風合いを持つようになり、6年間の使用ではまったく問題がないほど耐久性が上がっています。重さが軽いことや価格面でのメリットも無視できません。

素材でランドセルを決めるのではなく、お子さんの好みやカラーバリエーション、予算、お子さんにフィットしているかどうかなど、さまざまな要素を総合して、お子さんにぴったりのランドセルを選ぶようにしてはいかがでしょうか。

ランドセルには色々な種類がある!全かぶせ?半かぶせ?
ランドセルの購入はいつが一番いい時期なの?
Q&A一覧に戻る