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わが子基準の「入学準備」

【親の心の準備2】わが子の1年前を思い出してみよう

子どもの成長のスピードについていけてますか?

来春、小学校入学のお子さまを持つママ・パパ、この夏をどんなふうに過ごしていらっしゃるのでしょう。

といっても、今から新入学のためのプランがある人はそんなに多くないでしょうし、これから急いで何かをしなければならないということでもありません。お子さまがいる家庭にとっては、毎日の生活を充実させることのほうがずっと大切です。ただ、新入学に向けてなんとなく不安な気持ちを抱いているなら、ちょっと耳を傾けてみてください。

前回、子どもの成長もその道のりも一人ひとり違うことを強調しましたが、実は、ママ・パパに関しても同じことが言えます。親の考え方も性格も置かれた環境も、一人ひとり違います。フルタイム勤務と家事育児で毎日がいっぱいっぱいというママと、夏休みに子どもとふたりだけで過ごす長い時間をどうしようか?と悩んでいるママとでは、生活感覚も悩みの内容も大きく異なって当然ですから、すべてのママ・パパに、同じようにこうしたらいいですよと提案すること自体、少々無理があるのです。実際、「同じことをお話ししても、保護者によって受け取り方が違うので本当に困ってしまう?」と嘆いている教育従事者は多いのです。

そんな中、よくよく考えてみて、これだけは就学前の子どもを持つママ・パパ全員にお伝えしたいと思うことが、ひとつありました。

それは、1年前のわが子を思い出してみようということです。

1年前と今を比べて、お子さまにはどんな変化がありますか? 身長・体重はもとより、歩き方、走り方、しゃべり方、お友達との遊び方、親への反発の仕方など、この1年間でどれくらい変化があったでしょうか?

1年前の写真を見てみたり、ご夫婦、ばあば&じいじ、お友達や近所の人との会話の中で、1年前はどうだったかしらと、話してみるのもいいと思います。周囲の人から見たそれは、あなた自身が気づいていることとだいぶ違っているかもしれません。帰省や家族旅行など、夏休みにありがちなさまざまなイベントは、わが子の1年前をふりかえるのに最適な機会でもあります。

来春には、今よりずっと大きくなってる!

1年前のわが子を思い出すことで、忙しすぎて、あるいは子どもが身近すぎて気づいていなかったことが、ひとつやふたつ、きっと見つかるでしょう。いつだって子どもは想像を超えた速さで成長して親をハラハラさせるものですから、一歩引いて長期スパンでふりかえってみて初めて、ああそうだったのかと気づくこともだいぶあるものです。

「周りの子と比べるよりも、わが子の過去と今を比べてみよう」というのは教育の専門家がよく語るアドバイスです。わが子と周囲の子の今を比べることは、それぞれの子どもの成長の個性を無視することにつながるので、絶対に避けたいポイントなのです。

それに対して、わが子の過去と今を比べることは、その子ならではの成長過程を理解するのに役立ちます。これがわかっていれば、他の子の今と比べたときにも、それなりにブレーキがかかるでしょう。

とくに、周囲と比べてしまいがちな人や、何事も減点法で考えやすいママ・パパは、慌ただしい毎日にまぎれて、わが子のプラスの面を忘れてしまいがちなもの。ぜひ1年前のことを、いろいろと思い出してみてください。さらに2年以上前のこと、誕生当時をふりかえってみると、いつもとはひと味違った感慨が生じてくると思います。

それに、1年前をふりかえることで、これから来春までの1年足らずの時の流れにも想像が及ぶでしょう。来春、あなたのお子さまは、今よりずっと成長しています。親離れのファーストステップを踏み出すのに十分な成長を遂げているはずです。

大人は1か月前にできなかったことは、何もしないでいる限り、1か月後にもできません。でも、子どもは違うのです。いつのまにかできるようになっていることがたくさんあります。そんな子どもの素晴らしさ、可能性に気づくことは、小学校入学という親離れ・子離れのスタート地点に立つ心の準備として有意義ではないかと思います。

2018/07/23

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