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夏の猛暑、冬の積雪でも気持ちよく背負えるランドセルを作り続けて60年以上になる雪国の老舗

カバンのフジタ

どんなメーカー?

安心・安全、そして「子供の負担を軽くする」ランドセルを作り続ける

カバンのフジタは、山形市十日町で著名な老舗鞄店です。1956年(昭和31年)の創業時からランドセルの販売を始めましたから、もう60年以上になります。団塊の世代と言われる昭和22年~24年生まれの人たちが小学校低学年の頃のことです。

雪国という特殊な環境で使われるランドセルだけに、関東以西で使われるランドセルとは少し違う使い勝手や耐久性を求められます。北国とはいえ夏はかなりの猛暑になりますし、冬は降雪、積雪もかなり多い。こうした環境の中でも子供が快適に背負えるランドセルはどんなものか、道路の凍結などがあっても子供の安心・安全を守るためにはどうすればいいのか。このテーマに、創業から一貫して取り組んでいるのがフジタなのです。

ランドセルへかける情熱

横幅2.5cmの差が使いやすさにつながるキューブ型に統一

子供が笑顔で小学校入学を迎えられるように、毎日の通学路が安全で楽しくなるように。フジタが自社ランドセルにかける想いは、すべてそこに集約されています。だから、ランドセルの作り手ではなく「子供の使いやすさ」が最優先項目です。

夏の猛暑でも背中が熱くなりにくい背当ての形状や材質を選択して快適性を確保したり、背カンや肩ベルトの取り付け部分の補強を入念に行うのはもちろんのこと、平均30分という長い通学時間を考慮して、あえて流行の立ち上がり背カンを選択せず、教材を入れたランドセルの重さを、肩・胸・背中に重さを分散させて軽く感じるような構造を採用しています。

中でもフジタのランドセル作りを最もよく表しているのが、キューブ型の全面採用でしょう。脱ゆとり教育になって教材が増え、ランドセルメーカーはA4フラットサイズに対応せねばならなくなりましたが、従来の学習院型でA4フラットファイルも入るようにするとランドセルが大きくなる。

「子供の体形が変わったわけではないのに、作り手の都合でランドセルを大きくするのはよくない」。

この信念のもと、数社しか作れないという工場と共同で、キューブ型ランドセルの全面採用に踏み切りました。その結果、学習院型でA4フラットファイルに対応させたランドセルに比べ、横幅は2.5cm短くなり、A4クリアファイルサイズ対応のランドセルと同じ大きさを実現したのです。表面積も減り、使う部材の量も少なくなりましたから軽量化にもつながりました。

キューブ型は強度の面で学習院型には少し劣るというのが一般的な認識ですが、それへの対策も万全。実績のある構造と補強部材の採用で最高レベルの強度を確保。ランドセルの型崩れを防いでいます。子供の頼もしい相棒を常に作り続けているのですね。

どんなランドセル

質実剛健な構造に、シンプルでカラフルな外観をまとったキューブ型

フジタのランドセルは、すべてキューブ型でカラーは73種類。素材の違いでさまざまなモデルがありますが、サイズはすべてのモデルで全部同じです。ひとつのモデルで73カラーもあるランドセルというのは、かなり珍しいと思います。

派手なデコレーションはまったくありませんが、飽きのこない色とデザインを採用しており、背当ての色やコンビカラーの組み合わせにも、品の良さを感じさせます。「GALAXY」(ギャラクシー)というシルバーのモデルを販売したところ、生産数が足りないくらい人気を呼んでいるそうです。

人工皮革(クラリーノ)モデルを含めて全モデルで、背当てには天然の牛革を採用しています。人工皮革の背当てと比べて通気性がよく、水にも強く、臭いも残りにくいということで、全ランドセルに採用されました。背中への当たりも柔らかく、背負ったときに心地よいと好評です。

人気のシルバー色「ギャラクシー」
女の子に人気の牛革モデル「アップリカ」(ヘリコンビ)

本革モデルも、雪国仕様はひと味違います。「山形レザー」と名付けられた、山形県内で生産される革を使用しているのです。自動車シートや家具などに使われる革を専門に生産する工場がランドセル向けに開発した革です。自動車のシートなど耐久性を要求される革加工の技術をもった地元・山形の革工房にて加工を施しているだけに、丈夫で摩擦にも強く、防水性も高い。だから、雨や雪が降る中で通学しても、傷みにくいのです。

立ち上がり背カンではなく、あえて肩ベルト付け根部は立ち上げていない従来型の背カンを採用していること、そして他社よりも強いSカーブを描いた肩ベルト(スーパーXベルト)もフジタのランドセルの特徴でしょう。登山用のリュックと同じように、肩、胸、背中の3カ所に重さを分散させ、ランドセルを軽く感じさせる構造です。背カンとベルトは、太い糸を使って手縫いをし、耐久性を高めています。

前後左右に自由に動く「フリフリ背カン」が軽さを生む。肩ベルトの取り付け部分は太い糸で手縫い補強
Sカーブの強い肩ベルトが絶妙なフィット感を生む

 

キューブ型で学習院型と同等以上の強度を目指した構造を採用したり、大マチの開口部がつぶれにくくする補強材を入れたりと、外からは見えない補強が施されているにもかかわらず、クラリーノ製で約1,150g、牛革製で約1,350gと軽めに仕上がっているのもフジタランドセルの特徴と言えるでしょう。

雪国のわんぱくな男の子が荒っぽく使ってもびくともしない作りの良さと、豊富なカラー、飽きのこないデザイン。過酷な環境で鍛えられたランドセルは、どの地域の子供にも使いやすいランドセルのひとつと言えるでしょう。

【カバンのフジタ 2020おすすめランドセル】

◆シルバーが個性的なギャラクシー

男の子に人気急上昇のモデルが「ギャラクシー」です。オーソドックスなスタイルですが、文字通り、宇宙をイメージしたシルバーのカラーを採用。ヘリの色も黒、ブルー、赤と3種類が用意されており、本体色のシルバーをキリッと引き締めています。

カブセや大マチ(本体)、前ポケットなど主要な部分はクラリーノ製です。そのため、1150gと、重さも軽い! ただし、背負い心地を左右する重要な部分である背当ての素材は「ふっくら天然牛革」と呼ばれる、ソフトな牛革を採用しています。肌触りと通気性が良く、夏の蒸れを防いでくれます。

登場してから時間がたっていない新しいモデルですが、昨年も早い段階で「完売」になるほど。実際にランドセルを見た男の子は、必ずといっていいほど興味を示すことでしょう。

■価格:52,778円(税別)

◆背当てカラーが特徴のグレースランド

「グレースランド」は、女の子に人気のモデル。最大の特徴は、上品で華やかな背当てとステッチのカラー。本体の色は落ち着いたブラウンですが、背当てと肩ベルトの内側に柔らかなパステルカラーが採用されています。

カラーバリエーションは、「ブラウン/グリーン」「ブラウン/スカイブルー」「ブラウン/ピンク」「ブラウン/イエロー」「ブラウン/パープル」の5つ。どれもブラウンとの相性の良いカラーが選ばれました。

最近は、女の子を中心に、ブラウン系のランドセルの人気が高まっています。実際、ちょっと大人びた女の子には、ブラウン系のランドセルはとてもよく似合います。

同じブラウンでも、明度や彩度の違いでキャメルから焦げ茶に至るまでさまざまなバリエーションがありますが、グレースランドはシックなダークブラウンが採用されています。また、ステッチに使われている糸も、パステルカラーです。

カブセの素材は牛革(山形レザー)ですが、大マチ(本体)は人工皮革のアーシック(テイジン)が使われています。どちらも防水性能と耐久性の高い素材。背当ても牛革(ふっくら天然牛革)です。重さは1,350g前後と、牛革を使ったランドセルとしては標準的な重量に仕上がっています。

ランドセル単体で見ると、ずいぶん派手に見えますが、子どもが背負うとチラリと見える程度。背当てと肩ベルト、ステッチの色がさりげなく女の子らしさを演出し、とても上品な印象を与えてくれるランドセルです。

■価格:62,963円(税別)

◆コンビカラーが美しいブルークライスト

ブルーがテーマの新しいモデルが「ブルークライスト」です。本体色はインディゴブルーとマリンブルーで、ヘリのカラーバリエーションと、さわやかで優しいスカイカラーの背あてが子どもの個性を引き立てます。広い空、大きな海のように成長してほしいという願いも込められています。

カブセの素材は山形レザー、大マチはアーシックと、素材は女の子向けのグレースランドと同じ。背あてに「フィットカット」が施され、肩ベルトにフジタオリジナルの「スーパーXベルト」を採用。ランドセルを軽く感じさせる加工が随所に施されています。背当ても、通気性の良いソフト牛革で、背負い心地の良いランドセルです。

カラーバリエーションは下記の通り。

・インディゴブルー/マリンブルー
・インディゴブルー/ブラウン
・インディゴブルー/シルバー
・マリンブルー/インディゴブルー
・マリンブルー/ブラウン
・マリンブルー/シルバー

■価格:62,963円(税別)

◆伝統的なスタイルのトラッド

キューブ型ですが、フジタのランドセルの中で最も伝統的なスタイルを守っているもののひとつが「トラッド」です。コードバンを使った「プレミアム」もクラシカルなスタイルですが、こちらは牛革をカブセに使ったモデルです。

カラーは黒、黒/ゴールド、モスグリーン、キャメル、ピンク、赤の6つ。とても美しいランドセルです。ベースカラーはシンプルですが、金具にシルバーではなくゴールドを採用。大人っぽさを演出しています。

使われている素材や構造、機能は、グレースランドやブルークライストと同じ。重さも同じく、1350g前後で、とても背負い心地が良いと評判のランドセルです。ランドセルはトラディショナルなスタイルとカラーを選びたいが、ちょっとした特別感は欲しい。そんな親子にぴったりのランドセルでしょう。

■価格: 64,815円(税別)


 

素材 フジタのランドセルに使われている素材は、クラリーノと本牛革。男子向け6モデル、女子向け6モデルがありますが、それぞれ半分が牛革を使ったモデルです。さらに、男女共用モデルの「ディライト」「トラッド」「サンシャイングラッド」「プレミアム」の4つのモデルがあります。「ディライト」はクラリーノ製、「プレミアム」はコードバンを採用、「トラッド」と「サンシャイングラッド」(内装にもあめ豚を使用)は牛革製です。 カブセや大マチに人工皮革と本革の違いはありますが、すべてのモデルでサイズは一緒。背当ての素材も、全モデルにソフトな牛革が採用されています。
サイズ A4フラットファイルサイズ対応

各部の特徴

重さを分散させてランドセルを軽く

登山用のリュックと同じように、肩から胸にかけてベルトが内側に入り込み、力を肩1点ではなく「肩・胸」で力を分散して背負うベルトを採用しています。Sカーブの強いベルトで、肩、背中、胸の3点に、ランドセルの重さを分散。上半身全体でランドセルを支える構造のため、3kg程度の教材を入れても、重さをあまり感じなくて済むとのことです。流行の立ち上がり背カンは、肩に重さが集中するという理由で、採用されていません。山形県は、平均の小学校通学時間が30分と長く、子供たちはなかなか大変。ランドセルを背負って歩く小学生の負担を軽くするために考案された構造です。

随所に破損や型崩れを防ぐ工夫

雨に加えて雪で濡れる機会が多い、夏は猛暑、おまけに雪国の子供は元気。ランドセルは、かなり乱暴な扱いにも耐えられないといけません。つぶれやすいというキューブ型の弱点を補う基本構造に加え、大マチ(大ポケット)の開口部にはピアノ線や合成樹脂を使った補強を施しました。また、ランドセルの肩ベルトは、背負うときに根元にひねる力が加わります。ときには肩ベルトを持って走ったり、ランドセルを放り投げることもあるでしょう。そうしたケースに備えるため、肩ベルトや持ち手など、力のかかる部分の取り付けには、太い糸を使ってがっちりと手縫いで仕上げてあります。

360度、どこからでも見える反射材

小学生でも、高学年になれば帰りが遅くなることもあります。暗い道での下校は危険がいっぱい。そんなときのために、反射材をランドセルの各所に配置しています。取り付けられた場所は、カブセ下と肩ベルト、それに大マチの3カ所。前後左右、どこからでも光って見えるので、暗くなっても存在をアピールできます。

価格帯
49,000円~98,000円
保証・アフターケア
6年間の品質保証付き。壊れたときは無償修理。ただし故意によるキズ・破損は、無料修理の対象外。
カバンのフジタの「ここが魅力」!
キューブ型の弱点を克服してメリットを最大限引き出したランドセル。質実剛健な内容とシンプルなデザイン、それに豊富なカラーが用意されているところが魅力。全モデル同一サイズで、基本機能や耐久性に差がないのも良い。
会社概要
社名 カバンのフジタ
本社 山形県山形市十日町1丁目2番27号
HP https://www.fujita-randoselu.jp/
TEL 023-622-0210