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わが子基準の「入学準備」

【子どもの準備3】「読み聞かせ」を親子の習慣にしましょう

東大生が親に感謝していることの第一位

絵本や本の「読み聞かせ」をしてあげていますか? これまであまりしていない方は、小学校への入学準備として、生活の中に、ぜひ「読み聞かせ」を取り入れてください。

「読み聞かせ」ほど、子どもの心身にいい影響を与える習慣はありません。頭のいい子にする一番の近道でもあります。

「脳トレ」の監修で有名な東北大学・川島隆太教授の研究では、「読み聞かせ」は、子どもの言葉の力を伸ばすだけでなく、子どもの問題行動を減らし、さらに母親のストレスも減少させたという結果が出ています。→コチラ

さらに、読み聞かせが、その後の学力にプラスの影響を与えていることも調査によって判明しています。→コチラ

また、東大生への調査では、親に感謝していることの一位が、「本の読み聞かせ」だとのことです。→コチラ


読み聞かせが習慣になっているということは、人の話を聞く習慣がついているということです。小学校入学後、落ち着いて授業を受ける準備ができているということになるわけです。

しかも、本の中には日常会話ではあまり使わない言葉も出てきますから、さまざまな言葉を覚えることになり、語彙力がつきます。

子どもは、語られた内容からいろんな想像をしたり、疑問を感じたりして、想像力・思考力を育んでいきます。

川島教授の調査研究では、母親のストレスも減ったとのこと。これは、読み聞かせという、子どもと一緒に過ごす短くても濃密なひとときが与えてくれる効果ではないでしょうか。

というわけで、入学前の準備としては、ドリルをやらせたり文字を覚えさせたりといったことより前に、まずは読み聞かせを優先してください。

 

子どもの好きな本を選ぼう

上手に読み聞かせする自信がない…というママ・パパもいるかもしれませんね。でも心配ご無用。読み聞かせは、役者や声優のように情感たっぷりする必要はありません。棒読みでもかまわないのです。

読み聞かせでは、情感を表現するより、言葉ひとつひとつをきちんとはっきり、ゆっくり読んであげることが大切です。子どもはお話に集中すると黙ってしまいます。そんなとき、「聞いているの?」なんて言わないで、親は淡々と読み続けるのがベスト。静かに聞いているとき、子どもは想像力や思考力を育てているのですから。

読み聞かせる本は、子どもが好きな本や好きなジャンル、一緒に書店に行って選んできた本がいいでしょう。子どもが求めれば何度でも同じ本を読んであげましょう。読むほどにあらたな疑問や好奇心で満たされていくのが子どもです。

すでに自分ひとりで絵本を見たり読んだりしているお子さまもいるかもしれませんね。すでに本好きになっているとしたら、本当に頼もしい。そういう子には、絶対に、これを読みなさいなどと読む本を強制しないでください。あくまでも子ども自身が読みたい本を読む…これが読書好き、勉強好きにする秘訣です。将来は東大生?…なんてイメージしながら読み聞かせをするのもいいですね。


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